酒肴が欲しくてスーパーでシメサバを買ったら、塩が効きすぎていて、なおかつ酢でしまりすぎていて身が真っ白。 はっきりいって美味くないぞ。 鯖寿司を買ったら、サバ寿司とは名ばかり。 サバなんてあるかないかわからないぐらい薄く小さくて、もうほとんど酢飯を食っているようなもの。
このような腹が立つ経験をなされたお方、シメサバは意外とカンタンに作ることができます。 市場で新鮮なサバを見かけたら、作ってみましょう。
塩を振ったサバは、皮面を下にしてザルにでもあげておきます。 夏場以外は常温に放置しておいても大丈夫です。 さて。
サバから水気がでてきて、いい具合に身が締まりました。 今度は、流水にさらして塩抜きをします。
チョロチョロという具合に水を出しながらサバを洗います。 塩した時間によってもさらす時間が違ってきますが、オイは10分ぐらい。
充分水にさらしたら、水気をしっかりと拭いておきましょう。
トレイにサバを並べ、ドボドボと酢を注ぎ込んでいきます。 酢を入れて、上からキッチンペーパーでもかけておけば、
酢のまわりがよくなります。 酢を節約する場合は、ビニール袋なんかにサバを入れて、酢を注いで密閉するとよいです。 真空パックの
袋なんかがよいです。
オイの場合、酢の中にショウガ少量、出し昆布ひとカケラ、レモン少々を入れるわけですが、これにも千差万別お好みがあります。
酢だけでも充分美味しくできますし、砂糖を入れる人もいます。 酢に漬けておく時間ですが、これもお好みです。
オイは生々しいのが好きなので、30分ぐらい。
お好みにサバを酢漬けできたら、ザルなどに揚げて、酢をきります。 さて。 サバの薄皮をはぎます。
塩を振る前にあらかじめ皮をはいでおいてもよいです。
さらに中骨をデカイ毛抜きのような骨ヌキで抜いて、腹骨もすきとりましょう。 中骨が抜きにくかったら、中骨に沿って少し包丁ば入れるとよいです。
この作業も、塩を振る前の段階で済ませておいてもよいです。 ※酢で〆た後のサバは、冷蔵庫でしばらく寝かせたほうが、
塩と酢がなじんで、味に丸みのでてきますよ。
表面は白いが中身はじんわりと赤い極上のシメサバのできあがり。 ちなみに鯖をシメた後に残る酢は、 冷蔵庫で3週間程度は保存可能です。
しかも次回からこの酢を使って鯖をシメると、なんと、しまる時間が短くなるという特典つき! だから急いで捨てずにとっておこう。
鯖寿司にするためには、スシメシとサバがなじむ必要があるので、サバの身の寿司メシに接する部分をフラットになるようにそぎます。
身の高い部分を少し削って、その身を腹のくぼんだ部分にのせるわけです。
ちなみにバッテラの語源は、ポルトガル語のバッテーラ(平底ボート)で、
昔のバッテラの型枠がそのボートに似ていたところからきているそうです。
整形したサバの身に、手で棒状に固めた寿司メシを乗せます。 そしてある程度形作ります。
そしてラップにくるんでさらにある程度固めます。 横から寿司飯がはみださないように押さえます。
そして最後にスダレで押し固めると、サバ寿司のできあがりです。 濡らした包丁で、適当な厚みに切り分けて食べるのですが、
バッテラの一人前は、大体6個で、縦2.5cm、横2.5cm、奥行き6cmというのが基本的な大きさだそうです。
醤油をつけたバッテラは、サバのほうを上にして口に入れたほうがよいと東海林さだおさんはおっしゃいます。 サバの上に甘酢で煮た白板昆布を載せてもウマイですし乾燥防止にもなります。
このように、シメサバで上下をはさんださば寿司というのもアリです。 スメシが少ない分、酒肴になります。
05/11/20