小学生の頃、よく幼馴染と映画館に通ったものですが、映画を見た後の楽しみとして、隣接するマクドナルドでビッグマックを購入し、帰りのバス中でムシャムシャかぶりつきながら、映画の感想を 語り合ったものでした。
当時のオイにとってはハンバーガーは大御馳走のひとつでした。 とくにビッグマックの豪華さにホレこんでいたのですが、お小遣いが無くて買えないときは、 冷蔵庫の中にあるイシイのハンバーグを湯で温めて、食パン2枚に挟み込み、かぶりついて「うーんなんかちがうよな」とつぶやいていたのでした。
大人になり、ハンバーガーを作ってみようと考えたことは何度もありましたが、それをできなかったのは、バンズがどこにも売っていないからでした。 あの東海林さだおさんも、 ハンバーガーを作ろうと思い立ち、パン屋にハンバーガー用のパンを買いに出かけたが、どこにも売っていなかった、スーパーにも売っていなかった、ハンバーガーが作れない。 もしかするとこれは家庭でハンバーガーを作らせないためのマクドナルドによる陰謀なのか、とさえ書いておられます。 丸かじりシリーズ→
そこで東海林さんはどうしたのかというと、マクドナルドのハンバーガーを買ってきて、バンズの間のハンバーグを撤去させ、お気に入りのハンバーグを挟みこんだのでした。 要は、 マクドナルドのハンバーガーのバンズのみを使用して、ハンバーガーを作ったのです。
オイもそうするしか方法はないかとあきらめかけていたところ、とあるスーパーで偶然にもバンズが売られているのを発見したのでした。 一袋4個入りのバンズを、5袋買って急いで帰宅してきました。 さあ、ハンバーガーを作ろう!
ハンバーガーを作るには、とにかくバンズがなければ始まりません。 幸運にもめぐり合えたバンズはフジパン製で、一袋に4個入っているものでした。 フジパンさんがバンズを販売してくれていなかったら、 ハンバーガーを自作することができませんでした。 フジパンに厚くお礼申し上げると同時に、他社さんにもバンズを作って販売していただけるようお願い申し上げます。
ハンバーガーというぐらいですからハンバーグが重要なのは言うまでもありません。 いつもの薄っぺらいハンバーグに内心ムカツイテいたあなた、自作すると、夢の、 厚いハンバーグがはさまれたハンバーガーを思う存分むさぼることができます。
ハンバーグの材料は、牛ひき肉にタマネギのみじん切りを混ぜ込み、パン粉、牛乳、塩コショウを加えたものです。 まさにハンバーグです。
ハンバーグの原料を丸く成型します。 バンズの大きさよりも2回りぐらい大きめの丸型にしておきます。 焼くと若干縮みますので。
成型したハンバーグの表面に小麦粉を薄くまぶしつけ、油を引いたフライパンで焼きます。 はじめに強火で両面を焼き固めておいてから、弱火でじっくりと蒸し焼きにすれば、肉汁の流出を防ぎつつ、 中まで火が通るハズです。
やはりフレッシュな野菜を用意しておきたいところです。 まずはタマネギの薄切りを用意して。
レタスは冷水にさらしてぱりっとさせておきましょう。 よく水切りをすることが肝心です。 OXO→
トマトは是非ほしいです。 厚切り薄切りお好みでどうぞ。
さてそれではいよいよ各材料を重ねてハンバーガーにしてゆきたいと思います。
バンズを図のように真ん中から上下ふたつに切ります。 上側をクラウン、下側をヒールと呼ぶのだそうです。 切ったバンズのそれぞれ切断面をフライパンかオーブンで軽く焼いておきます。
焼いた面に、バターもしくはマスタードをたっぷりと塗りこみます。
これからイロイロ重ねていくのですが、その重ねる順番、内容は十分検討する余地があるかと思います。 とりあえずバターを塗ったヒールの上にタマネギスライスを配置してみます。
その上からトマトケチャップをダーッとかけてみました。 デミグラスソースでもよいかと思われます。
そして焼き上げたハンバーグを置いて…
とろけるチーズを乗せ、さらにハンバーグを重ねてみました。 うーん豪華。
若干厚めに切ったトマトを乗っけます。
そういえばこの前食べた佐世保バーガーの雄『LOG KIT(ログキット)』のドデカいハンバーガーにはベーコンがはさんであったな、 と思い出し、急遽ベーコンをカリカリに焼き始めました。
そしてベーコンをハンバーグの上に配置します。
しゃきっとしたレタスをのせて、そこへまた、余っていたベーコンを乗っけました。
そういえばこの前食べた佐世保バーガーの雄『LOG KIT(ログキット)』のドデカいハンバーガーには目玉焼きがはさんであったような気がします。 急遽卵を焼き始めました。 両面焼いてもよいかと思われます。
焼きあがった目玉焼きを一番上に乗せました。 この状態がページトップの写真になります。
※ハンバーガーといえばピクルスなのですが、子供たちがニガテだということで入れてません。
そして一番上に、クラウンを乗っけて、自作ハンバーガーの完成であります。 厚い! これにどうやってかぶりつくんだ? 大丈夫、これには食べ方があるのです。
完成したハンバーガーを上から手で押し込んで、若干つぶれさせます。
ちょっとだけつぶれたところで、それを手でわしづかみにして、かぶりつきます。 しかしどうしても、横っちょから具やソースがしたたり落ちます。 でもそれがイーんです!
自作ハンバーガーを食べてみた感想を述べさせていただきますと、あくまでもオイ個人的な見解ですが、今まで食べたどのハンバーガーよりも美味しかったです。 ちなみに この写真に写る3つのハンバーガーは、あまりよくばって具を詰め込まずに普通サイズに作ったものです。 ブ厚いハンバーガーが食べにくいという家族からのクレームにより、 急遽こしらえました。 このほうがよいかもしれません。
07/07/02