カミサンから電話がありました。
「今、小倉さんのとくダネ!で無添加の辛子明太子を紹介してて、うまそうだから食べてみない?」と。
メーカー名を聞いてみてもいまいちピンとこなかったので、とりあえずその放送を録画しておくよう頼んでおいて、帰宅後早速見てみました。
茜屋というメーカーでした。 女性店主が明太子を作っている様子が事細やかに紹介されています。
モニターにかじりつくよう見ているうちにフと気づきました。 「これって自分でも作れそうじゃ?」
即行動に移さねば気が済まないので、とりあえず茜屋の明太子を注文したのでした。
茜屋は、福岡県嘉穂郡にあるお店です。 めんたいを注文するために公式サイトにアクセスしてみると、 テレビで放映されたので注文が集中しており現在注文は受け付けていないという事が書かれてありました・・・。
せっかくその気になったのにガッカリです。 ではどうやって、今回喜なり明太子を手に入れたのかというと、それはセコムの食にありました。
カミサンがよく利用しているのでたまにパンフレットが送られてきます。 その中にある「大山さんの手作り明太子」というのがすなわち茜屋の喜なり明太子だったのです。
早速注文し、食べてみました。
茜屋
セコムの食:大山さんの手作り明太子
普段食べている明太子よりも大ぶりで、形のよいタラコの姿が印象的です。 ドテッと炊き立てのご飯にのせてほうばると、 粒がしっかりとしていてダシの風味がよく、見た目よりも辛味がしっかりとありました。 おいしい明太子です。
質感、味を頭に叩き込んだので、自家製明太子作りを開始します。
茜屋さんではカツオ節とマグロ節を使うそうです。 今回は「ちょっと多すぎじゃ?」というぐらいカツオ節を大量に使い、アゴ(飛魚)ダシと合わせました。
出汁にみりんを加えてしばらく煮てから唐辛子を山ほど放り込みました。 キムチやコチュジャンを作るときに使用する韓国産粉唐辛子を使っています。
辛子明太子の漬けダレのできあがりです。
みりんはめんつゆを作るときにも利用している福来純 三年熟成本みりんです。 すごくいいみりんですよ。
たらことは鱈(主にスケトウダラ)の卵(腹子)のことです。 喜なりめんたいこに少しでも近づけるような上質のタラコを探していたところ行き当たったのは、またしてもセコムの食でした。
北海道寿都港沖でとれるたらこを発色剤や着色剤、保存料は一切使用せずに塩漬けしているものです。 しっとりとした食感のいいタラコです。
釣りたらこ
タラコを冷ました漬けダレの中に漬け込みます。 今回冷蔵庫で2日間漬けてみました。
自家製辛子明太子をご飯で食べてみると、ダシの旨味が効いており、上々の出来栄えでした。
※ちなみに「ご飯の上に明太子が乗った画像」中の明太子は、喜なりめんたいこになります(右、ページトップ)。
以上、とくダネ中の茜屋さん紹介放送を大変参考にさせていただきながら辛子明太子を作ってみました。 茜屋さんのサイトに詳しい製造法や原料についての説明がありますのでご参考ください(現在休業中のようです141024)。
美味しんぼ21巻に「辛し明太子」という話があります。 作り方は次のような手順になります。
09/03/06