ひとくちに「マーボー豆腐」といっても、近所の中華料理屋さんのマーボもあれば、麻婆豆腐専門店のマーボもあるワケですが、 どれが良い、とは言いきれぬほど様々な作り方があるんです。
今回のは和風で、甘めの、家庭にある調味料で美味しく作れる素朴なマーボです。
木綿豆腐を用意します。 サイの目に切り分け、キッチンペーパーの上に並べて十分水切りをします。
今回固めの木綿豆腐を用意して、大きめに切り、なるべく崩さないようこしらえます。
まず鍋をよく熱し、胡麻油を引きます。 そしてニンニク、ショウガを叩き潰してみじん切りにしたものを加え、香り立つまで炒めます。
※油はラードでも良いでしょう。
※ニンニク、ショウガを焦がさないように注意してください。
ニンニクがキツネ色になったところで赤味噌と醤油、みりんを加えて練りながら炒めます。
赤味噌は溶けにくいですからね、突き崩すようにして練り合わせます。 十分合わさったら、
肉を投入し、よく炒め合わせます。 ひき肉の種類は問いません!
十分火が通ったらこれはつまり肉味噌で、このままご飯にかけても美味しいんですけどね、次にまいります。
カツオダシを肉の上から注ぎます。 ちなみにスープの種類は何でも良く、鶏がらスープでも、干し貝柱でも美味しく作れます。
スープを入れたら次は豆腐を全部、加えます。 崩さぬよう優しく混ぜて、中火で10分煮込みます。
10分経ったら塩と砂糖を加えて味見します。 塩は味の骨格を決める、大事な調味料です。
すかさず水溶き片栗粉を回し入れ、優しく混ぜます。 トロミがついて、マーボーらしくなってきました。 ちなみに水溶き片栗粉はこう作ります→ 正しい水溶き片栗粉の仕込み方
仕上げに胡麻油をひとたらしすると、思わずホッとする和風なマーボのできあがりです! ページトップは、ご飯の上からマーボをテンコ盛りにしたマーボ丼です。 ささ、召し上がれ!
以上カンタンに作りましたがいかがでしょうか。 ちょっとパンチに欠ける場合はこうやります。
麻:しびれる 辣:辛い タン:熱々 ジェン:煮崩れていない スー:サクサク香ばしい ニェン:柔らかい 鮮(シェン):旨味 香(シャン):香り
豆腐をナスビに変えて作れば簡単に麻婆茄子が作れます。 茄子は油と愛称がよいので、油多めが美味しく作るコツであります。
ちなみに麻婆春雨はこんな風に作っています→麻婆春雨。
05/11/20