ひとくちに麻婆豆腐と言いましても、その作り方には汁有りと汁無しがあります。
どういう意味かというと汁有りは、調理の際にスープ等の汁気を用いるもので、汁無しは汁気を一切用いない方法です。 てっとり早く作りたい時は、汁無しのほうが簡単です。
同じように麻婆茄子も汁有り汁無しの作り方ができまして、 ここはひとつ汁無しで仕込んでみたいと思います。
茄子の美味しい季節です。 食べやすいよう切り分けてから、たっぷりの胡麻油(大さじ3)を使い、ジャッと炒めます。 クタッとしたところでいったん鍋から上げてしまいます。
空いた鍋に胡麻油(大さじ1)を少し足して、刻みニンニクを投入し、焼き色がついた頃ひき肉を加え、炒めます。
醤油、赤味噌、みりん、水を加えまして甘辛肉味噌に仕上げます。
鍋に茄子を戻します。
そして汁有りの場合ならばここでスープを少々注ぐわけですが、今回は汁無し版なので水気は一切加えません。 チリチリ音がするぐらいまで煮詰め合わせて、
水溶き片栗粉で軽くトロミをつけれもうできあがりです。 広い世代に喜ばれる、シンプルな和風よりの麻婆茄子です。
と、まあ汁無版の説明だったのですが、スープを使っていない分いまひとつ味にパンチがありません。
そこでこだわりたい場合は肉味噌を作る段階で下記のもの等を活用し、味の補強を行います。
仕上げに粉唐辛子やタカノツメ、花椒を散らせば素敵です。 汁無しを美味しく作るコツは、油を多めに使う事につきます。
ちなみに汁有りの作り方では、さほど調味料にこだわらなくても、すんなり味は決まります。 汁有り汁無し、お好みの方法で是非、食卓に麻婆をどうぞ。
こちらは汁無しで仕込んだ麻婆豆腐です。 常識である豆腐の水切りはおろか、サイノメ切りにすらせずに仕込んでいます。 甘辛味噌を作ったところに豆腐を丸ごと丁単位で加え、突き崩しながら煮詰めて作りました。 わずか5分程度で作れます。
ちなみに汁のように見えるのは、胡麻油と、ひき肉からにじみ出た油の海です。
スープを使用せずに麻婆茄子をこしらえ、家族によろこんでもらいます。
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12/09/10