子供の頃のおやつといえば、何を思い浮かべますか?
夏休みになると田舎のばーちゃんの家に何日か泊まりに行くのがお決まりでした。 新鮮な空気と強い日差しを一身に受け、一日中遊びまわったものでしたがやはり腹が減ります。
腹が減った腹が減ったと呪文のように唱え続けるオイに、ばーちゃんが毎日おやつとして食べさせてくれたものは、木綿豆腐一丁と、特大三角おにぎり2こでした。 その豆腐がまたやけに美味しく、おにぎりは「超」がつくほど特大だったと記憶しています。
今回作るトルティーヤは、スペインでは子供のおやつがわりとして作られるものだそうです。 味付けは少しの塩だけなので、なんだかやさしい味がします。
ジャガイモの皮をむき、3,4ミリ程度に切ります。 今回、卵5個に対して普通サイズのジャガイモ4個を使用してつくりましたが、この割合はお好みでどうぞ。
さらにタマネギ1個分のみじん切りを今回加えて見ます。
フライパンにオリーブオイルを多めに注ぎ込み、強火で白煙がたつまで熱します。 そこへ切っておいたジャガイモ、タマネギを投入します。 「ジャー」と激しい音がしますが臆せずに立ち向かいます。
中火程度に調整し、ジャガイモによく火が通るまでじっくり炒めますが、その際塩をひとつまみ入れておきます。 オリーブオイルを多めに、と書きましたが、どっちかっていうとジャガイモを炒めるというよりも揚げるかのような勢いで注いでおくことがポイントです。
じっくりとジャガイモを炒めている合間を見計らい、ボールに卵を割り落とし、溶いておきます。
そこへじっくりと炒めたアツアツのジャガイモをドサッツとオリーブ油ごとすべて落とし、情熱的にザックリとかき混ぜます。 卵が半熟状になります。
今度は少量のオリーブ油をフライパンに引き、強火で白煙が立つまで熱します。 そこへすかさず合わせておいた卵をジャッと投入します。 すぐさま弱火に調節します。
フライパンをすっぽりと覆うことができるようなフタをして、2、3分、じっくり弱火で焼きます。
時折フタをあけて卵の焼け具合を見たりしながら、程よい焦げ目がついていたならば「エイヤッ」とフタを片手でおさえつつフライパンをひっくり返します。
フタに卵が乗った状態になっているところ、今度はまだ焼いていない面、すなわち元上面がフライパンに接するように流しいれます。 要は、お好み焼きを作る際のようにひっくり返して両面を焼くわけです。
※腕に覚えがあるならば、フライパンをしゃくりあげて空中で裏表を返せはよいですし、覚えがないならコテを使ってひっくり返してもよいです。
もう片面に程よく焼き色がついた頃器に移し、食卓へ運びます。 これにてトルティーヤのできあがり。
パプリカなんかを混ぜこんで焼くと断面可愛くなります。
トルティーヤは美味しいのですが、場合によっては作ろうとしても卵がないとか、メンドウだとかいう話になる恐れがあります。
そんな時にはハッシュドポテトはいかがでしょう!
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08/05/22