「自分の好きなように焼く」
お好み焼きは、みんなでワイワイ楽しめる料理入門にうってつけの一品です。
思い返せば自分で料理するようになったキッカケは、このお好み焼きだったような気がします。 後半は、広島風も焼いちゃいます。
まずは生地作りからまいります。 小麦粉を350g用意します。 時間に余裕がある時は、 自家製麺の時みたいに、あらかじめふるっておいたほうが仕上がり良いものです。
続いて長芋です。 入れると入れないでは味に雲泥の差がでますから、 是非使いたい食材です。 長イモよりもネバリが強く、風味も良い自然薯(ジネンジョ)があればサイコーです。
皮をむいてすりこみ、100g用意します。
※※皮膚に触れると「かゆみ」を生じる時がありますから注意しましょう。
卵を2個使います。
せん切りキャベツを小麦粉の倍量、つまり今回は700g用意します。 混ぜる前の段階では、ちょっと多すぎる感じがすると思いますが、今回目指しているお好み焼きは、 キャベツ多めの健康的な、食感軽やかなお好み焼きなのでした。
だし汁を300g用意します。
水でも作れますが、味がダンゼン良くなります。
以上を丹念に混ぜ合わせ、生地のベースといたします。
生地を混ぜる際は、菜箸を用いるよりも是非、自らの手でどうぞ! 何より混ぜ良いですし、生地の固さの確認もできます。 この状態で、少しゆるすぎるようでしたら小麦粉を足したりとかですね。
容器も是非「ちょっと大きすぎでは?」というものを使うと後悔しません。
お好み焼きというぐらいですから、何でも好みの食材を加えます。
まずウチではコーンとツナ、チーズは必須です。 とろける系チーズよりも、ナチュラルチーズを用いた方が、 量は少なくても味はハッキリ分かります。
あとはイカ、餅や、チャンポン麺、エノキ等キノコたちも定番です。
豚肉は具というよりも、必須の食材です。 食べよい大きさに切り、たんと用意しておきます。
肉種はバラでもコマでも好みでどうぞ!
この豚肉意外の具は全部、あらかじめ生地に混ぜこんでおきます。
それでは焼いてまいります。 あらかじめホットプレートをよく熱し、そこへ油を薄く引きます。 用いる油は胡麻油や、ネギ油等パンチあるものを使う場合もあれば、 あっさりサラダ油で行く時もあります、ご自由にどうぞ。
油を引いたらお玉2杯分の生地を流し、ヘラで薄く円形に延ばします。 焦る必要は全然ないですよ、均一の厚みになるよう延ばします。
広げた生地の上には豚肉を敷き詰めまして第一段階準備完了です。
ホットプレートの温度は常に最大でまいります。
さて三分ばかし経ちました、生地下にヘラを入れ覗き、こんがりキツネ色になっていたらクルッと裏返します。
すかさずヘラで軽く生地をまんべんなく押しつけた後、静かに三分待ちましょう。
※焼く際生地を押しつけちゃならぬ、という意見もありますが、焼きムラがでますもの、押します。
さて三分、生地を再度返せばクーッ、豚肉がカリカリになっていてアーッ、旨そうですね。 これにて焼き上がりです。
焼けたらすぐに、ソースをかけていただきます。 マヨネーズをかけたり、青のりやカツオブシを散らしたりと、トッピングすらお好みでどうぞ! 今回の分量で、大ぶりなお好み焼きが10枚作れます。 お子さんと一緒に、是非楽しんでください。
お好み焼き専用ソースは各社から市販されておりますが、わざわざお好み焼きのためだけにそれを買い求めるはテマでして。 美味しくもありますし、 ぷちぐるでは自作をオススメしております → お好み焼きソースの作り方。
※調味料のソースは[sauce]、物事との根源は[source]。
※ 魚粉も手作りできますよ。 出汁を抽出した後に残る鰹節を干して、すり鉢ですりこむのです。
お好み焼きにかぎらず、鉄板焼きをする際は、鉄板を十分温めてから油を引かないと、焦げつきやすくなります。 理由は油が熱せられすぎて、焦げてしまうからです。 すると油が酸化し、ネバリが出ます。
鉄板の表面は滑らかなようでいていざ拡大してみると、凸凹しているものなので、粘った油ではその凸凹にうまく入り込めません。 それが焦げ付く原因です。 さらに、酸化した油の匂いも料理に付くし、結果残念な出来栄えとなってしまうワケです。
一方、鉄板を十分に温めてから油を引けば、油は酸化しないうちに十分温められて、鉄板表面の細かい凸凹にまんべんなく油が入り込み、焦げ付かなくなるんです。
美味しかったですね!関西風お好み焼き。 では次に、広島風お好み焼きにまいります。
05/11/20