「便利そうじゃ?」
と妻がビニール袋から取り出したのは、ギョーザ包み器でした。 だからこういう調理器具は必要ないと常日頃から・・・ていうか、あんたギョーザ包んだ事すらないでしょうが!
ギョウザを包む気すら起きなくて、こう食べたのでした。
これです。 100円ショップから入手してきたというギョーザ器は。 だいたい子供たちと一緒に包めば、それほど手間もかからないのに・・・見るからして使えなさそうな外見をしています。
と批判ばかりしていてもアレなので、実際使ってみましたよ。 そしたらやっぱり無用の長物だったんです。
ロクに包めやしませんし、仮に包めたとしても、手でやる方が五倍速です。
その日はギョウザ作り自体を放棄して別の献立でまいりましたがハテ・・・皮を前にして腕組みしていると、妙案が浮かびましてね。
ギョーザのタネは団子にし、カツオダシに落として美味しいスープを作りました。
そこへ皮を一枚入れて、しゃぶしゃぶみたいにヒラヒラさせ、団子をくるんで引き上げてはポン酢 + ラー油で食べてみたんです。
妙味であります。 皮に完全に火が通る直前のアルデンテ的状態でつまむと、こうまで皮とは旨いもんだったのかとしみじみ舌が喜びます。
はじめはそうしてつまんでいましたが、そのうち皮を湯の中でヒラヒラさせるだけでも旨い事に気づき、団子はそっちのけで、ひたすら皮を、ポン酢で40枚トゥルついたのでした。
何がベンリじゃい。
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16/06/22