これまでに伊丹十三の「女たちよ!」より、伊丹風パスタとか鰐梨とか紹介してきましたが、これが一番簡単にできてなおかつおいしい料理と考えられます。 キャベツを炒めるだけという質素極まりない料理だけど、飲んでいる最中「つまみが無くなってしもうたー!」 という状況に陥ったとしてもわずか3分で作れてしまう手軽さ。 覚えておいて損はない料理です。
なんでマイクルのキャベツという料理名なのか? それは伊丹さんがマイクルという中国人に習った中華料理だからなのだそうです。
ごく普通のキャベツをザク切りにします。 酒席に5、6人いれば丸ごと一個ぐらい使うのが適量かと思われます。
中華鍋を猛烈な火で熱し、そこにラードを多めに入れます。 そしてニンニクを刻み入れ、塩をひとつまみ投入します。
ニンニクに焼き色がついた頃キャベツを全部投入し、手早く炒めます。 黒コショウでも振りかけておきましょう。 キャベツが焦げやすいのでいそがしくかき混ぜたほうがよいものです。
キャベツがしなっとしたら中火にして、砂糖を一つまみ入れ、すかさず水少々をジャッと入れて蓋をし、押さえつけます。
待つこと1分ハイできあがり。 バカ売れ間違いなしの一品です。
キャベツをザク切りにし、中華鍋にラードをひいて、ニンニク、塩を一つまみ入れる。 キャベツを炒めてしなっとしたら、砂糖を少々、水少々を入れて蓋をして押さえつけること一分。 完成。
06/01/23