ネギトロ丼

ネギトロ

丼によし、そのまま肴にしてもよしのネギトロは好物のひとつです。

もちろん名前どおりにマグロのトロで作ると最高ですが、鰹の中落で作るのもおすすめです。

鰹の中落ち

中落ち

ってどんなに丁寧におろしても、ある程度の身が中骨に残ってしまいます。 その骨を眺めていて今回ネギトロを作ってみようと思いついた次第ですが、 さる鰹節屋さんに聞いた話によると、製造工程で大量に出るこの中骨を焼いて、子供の頃おやつにしていたそうです。

さて、中骨をまな板の中央に置きまして、スプーンで表面を軽くなでていきます。 すると、

魚を三枚おろしにした後の中骨のことを中落ちといいます。 さらにそこから取った身の事も指します。


中落ちの身

とれますとれます身が。 中落ち一本につき、100グラムぐらいの身がとれちゃいます。 魚も肉も、骨に近い身が旨いんですよね。 これでネギトロを作ります。

ちなみに本来ネギトロとはマグロのトロを叩いて刻みネギと合わせたものを指しますが、本気でトロを使って仕込むネギトロもそう無いと思われます。   実は鰹はマグロの種類のひとつですので、これもネギトロと呼んでいいのかなあと思います。


鰹の身でもネギトロを

ちなみに今回のネギトロは「食べてはみたものの脂がなくてうーんちょっと」という鰹のサクでも作ることができます。 この際はあらかじめざっくり切り分けておきます。


丼を温める

叩く

身を包丁でトントン叩いてミンチ状にし、ネギとあえればよいだけなのですが、今回はなめろうばりにニンニクショウガを混ぜ込んで叩いています。

身に脂が無い場合はさらにここへオリーブオイルをたらしこんだりすると、風味が豹変します。 塩や醤油少々、味噌等を加えて軽く味付けしておくのもおすすめです。

今回はマグロ然とした赤味に乏しかったので、梅肉も加えて叩いてます。


ネギトロを食べる

食べる

完成したネギトロはご飯の上に乗せて食べたり、そのまま肴にしたりします。 丼にする際は温かいご飯でも構いませんが、 極薄味のすし飯にするのもおすすめです。

肴にする際は、炙った海苔といっしょにつまめば極楽です。


ネギトロ団子

ネギトロ団子

軽い気持ちで揚げてみたところ、いわしつみれアジ団子みたいな感じで旨かったです。


ネギトロのツボ

  • 市販のネギトロには思わず「エッ」と口から出るような材料が使われていたりもします。
  • 中落ちを中打ちなんて言ったりもします。

おさらい

ネギトロをマグロでなくてカツオで作って喜ぶ。

13/09/09


*