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酒粕のクリームチーズあえ
酒粕のクリームチーズあえ

酒粕のクリームチーズあえ

オイの事を光栄にも「真・酒呑み」と呼んでくれる古い友人がおりまして、 先日一緒に飲んだ折「最近酒粕を肴に酒飲んでんだよね」と話したら「そこまできたか!」と驚かれました。

酒粕にもピンキリありますが、良い日本酒を造る蔵のものはホントそのままかじっても良いぐらいに深みある味がします。

酒粕とクリームチーズをあえる

クリームチーズ

個人的に酒粕といえば真っ先にわさび漬けを思い浮かべます。 普段常備しておりますが、 ここ長崎では本ワサビが手に入らない時がありましてですね、そんな時はワサビ抜きのわさび漬け、すなわち粕床です。 これを肴に日本酒を呑むわけです。

粕床は粕漬けを作る時みたいに「酒粕+酒+みりん+砂糖+塩」を合わせます。  これを晩酌しながら調合すれば、自分好みの味になります。 一晩寝かせばなじみます。

先日こうして作った粕床をアテに呑んでいたところ、フとクリームチーズが目に入りまして、酔った勢いで混ぜてみたんです。  するとまあ、得も言われぬ一品になり、試してみるもんだなあと膝を打ったんです(ページトップ)。


ふぐの子他をあえる

酎盗

でその、ここ数日「酒粕のクリームチーズあえ」を肴に呑んでおりました所、そろそろデキアガってきたあたりでフと七輪上「ふぐの子糠漬」が目に入りまして。

まずはふぐの子をすり鉢に移しました。 続いてクリームチーズをちぎり入れ、フラフラ冷蔵庫へ向かいマヨネーズちりめんを取り出しました。  これらも加えてよくすりこんで、味見してから今度は一味をガッツリ振りこんだのです。

そうして現れた混沌としたものを眺めてから筆をとり「酎盗」と書きました。 世に新たな酒肴です。  酎盗とは、酒盗よろしくつまむほどに焼酎が減る減る、というところから来てます。  辛味を加えたのが正解で、舌がついてこれない孤高となりました。


酎盗

呑む

両者とも脇にクラッカーを添えてますが、使うのは最初だけで、あとは只ひたすら、そのものだけをつまんでいる自分に気づきます。  そしていつのまにか両者は混じり合い「超然とした何か」をつまんではクククと笑うのでした。


酒粕のクリームチーズあえのツボ

おさらい

酒粕にクリームチーズを練りこんで呑むのだった。

13/12/20


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