醤油でほんのり色をつけて炊いたご飯を桜御飯といいます。 茶めしとも呼ばれるものです。
バーベキューの季節ですね。 肉を焼いている横っちょで、焼きおにぎりをこんがり焼けば、 すこぶる好評なのですが、火加減がなかなか難しいものです。
最近ウチではこの桜御飯をおにぎりにして持っていくのがハヤッています。
超簡単です。 あらかじめ昆布を一晩水に浸しておきまして、昆布だしをとります。
お米を研いで、昆布だしを注ぎ、酒、薄口醤油、塩で味付けをして炊きあげます。
ザブドバ醤油を使いすぎると、桜どころかどす黒いご飯になってしまいますので、醤油はほんの色づけ程度、あとは塩で味を調えるつもりで作ります。
ついアレやコレや具を入れてみたくなりますが、桜御飯は米一本で勝負するのが持ち味です。 具沢山は五目ごはんにまかせましょう。
※今回土鍋で炊いています。
いやー旨かったですね桜御飯。 今度は目にも美しい、茶めしむすびをこしらえます。
まずは三合の桜御飯に対して二個の卵を使い、ゆで卵を作ります。 沸騰した湯に卵を入れて、12分程度煮ると完成です。 くれぐれも煮すぎに注意してください、黄身の色が悪くなりますので。
茹で上がった卵の殻をむきまして、黄身と白身に分けます。 そしてまずは、黄身だけを裏ごしにかけます。
ひゃー美しい、黄身パウダーの完成です。 以前この黄身パウダーを調理に活用しまくる老人がおりましたが余談です。
続いて同じように白身を裏ごしにかけます。 白身って固くて裏ごしできなさそうな気もしますが、できるんです。
黄身よりも大分水気があるのでパウダーという雰囲気ではありません。 水気は軽く絞ります。 この白身、何かに似てるなあと思いながらつまんでみると、やはり何かに・・・ああ、カニ身の食感に似ています。 この白身に色んなものを加えてどうにかすると、 たぶんカニカマができるんじゃなかろうか、という感じですが余談です。
※こした黄身と白身を重ねて蒸せば、錦卵という料理になります(二色卵)。
あとは黄身と白身を桜御飯に混ぜ合わせてから握れば、ステキなおむすびのできあがりです。
一個、また一個とつまんじゃうんですよね。
昆布だしに醤油、塩、酒を加えてごはんを炊く。 ゆで卵の黄身、白身を裏ごしにして桜御飯に混ぜ込み、おにぎりを作る。
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11/07/30