私たちがこれまでスジポンだと思いっていたものは、一体何だったのでしょうか。
この年になり、ようやく真のスジポンに出会えた事に心底感動しております。 つまり「スープごとつまんでナンボでしょうスジポンは!」という話でして、飲めます呑めます!
普通スジポンっていうと、コトコト煮たら、そのスジだけを取りだしてポン酢をかけてつまみ、 煮汁は大事にのけといて、その他の料理に活用する「俺ってそつがねー」みたいなやり方しますよね。
そもそもこれが、大きな間違いだったんです。 「煮汁も旨いんなら、スジごと喰っちまえ!」これが正しい汁気ザブザブなスジポンです。
さて。 鍋にスジを入れて水を張り、弱火でコトコト煮込みます。 この際ニンニク、ネギ、ショウガを入れておくと、風味高く仕上がるでしょう。
「一体どれくらい煮込むのか?」
これもスジポンの大きなテーマです。 スジの活き活きした食感を楽しむならば45分、舌の上でトロケさせたい時は2時間、といったところです。
煮込むうち、水かさが減ってきたら、その都度元の水位になるよう注ぎ足しながら、心をこめて煮こんでまいります。
30分ほど煮たところで、タマネギを少々加えたら、柔らかな甘味が加わります。
気が済むまで煮込んだら、仕上げにポン酢、塩、砂糖を加えて調味します。 たっぷりのもみじおろしとネギを散らし、いざ食卓へ!
スジをつまんでは一杯、スープをススっては一杯、みるみる器は空になります。
バゲットがあれば冥利に尽きるというものです。
五島町にあるbread A espressoのパンが美味しいらしいです、行ってみよ。
16/03/07