酔っぱらって路地裏を歩いていたら、一軒の店からにぎやかな声が聞こえてきました。 木製の厚いドアだったので中は見えませんが、ひらすら盛り上がっている模様です。
たぶんシラフだと素通りするのでしょうけど、飲んでるとつい、入ってみたくなっちゃうんですよね。
もろトルコ料理の店でして、店員も客も、何が楽しいのか言葉がよく分かりませんけど、ついビールとつまみを注文したのがいけませんでしたね。 旨すぎて又、呑み始めてしまったのです。
この一皿が私に火をつけました。 フムスとはつまり、豆のペーストです。
本式にはエジプト豆を使いますが、自宅でやるなら大豆だって構いません。 さて、乾燥ならばまず一晩じっくりかけて戻します。 水煮だったら即ですね。
とにかく指で楽につぶせるくらい煮るんです。
あとは煮大豆をフードプロセッサに入れて水、胡麻ペースト、塩、オリーブオイル、すりおろしたニンニク、レモン汁をたらしてペーストするだけです。
食べる際は胡椒を振ったりオイルをたらし、野菜やピタパン(後述)ですくいながらまいります(ページトップ)。
辛さが魅力の生野菜ペーストです。 トマト、タマネギ、パセリ、ニンニク、その他好みの野菜をいっしょくたにし、細かくみじん切りします。 この際オリーブオイルと塩で調味して、自分好みに唐辛子やタバスコを使いこみ、 汁気が多いようなら搾り、少ないようだったらトマトペーストでも足して器に盛り、形を整えます。
食べる方はフムスと同じです。
ケバブの一種で、肉を串刺しにし、回転させながら焼く例のアレですが、楽に美味しく家庭ナイズします。 ラム肉(別にビーフでもチキンでも混ぜてもかまいません)の薄切りを一晩ヨーグルト漬けにして、250度のオーブンで20分ばかし焼きます。
この際微妙に本式を踏襲し、オーブンプレートに薄く油を引いたら肉を一枚置き、その上へズンズン肉を積み重ねて柱を作ります。 もちろんこのままでは肉はダラけてしまいますから中心へ二三本、竹串を刺してから焼くんです、実にケバブっぽい!
あとは粗熱をとってから縦にスイスイ切り分けていけば、肉のコシが抜けた、いかにもケバブになっているハズです。
「ドネル」とは「回転する」という意味です。 本場のドネルケバブは羊の赤身の薄切りとひき肉、羊の脂身をズンズン串刺しにしてゆき焼き上げます。 余分な油が落ちて、意外とアッサリ食べれます。
ケバブは刻みキャベツと一緒にピタパンに挟み、好みのドレッシングを回しかけてかじりついたり、
ごはんに乗っけてライスとしていただきます。 ちなみにピタパンは小麦粉、水、塩、砂糖、イーストを合わせてしばし置き、250度で10分程度焼くだけです。 フォカッチャでもイケますよ!
今年は山も不作だったそうで・・・でも松茸は豊作だそうで「そんなんしょっちゅう食えるかちゅーねん」と友人のおばさんがスゴんでおりました。
16/11/14