ついにこの日がやってきましたね。
年明けから「無い少ない」と言われ続けてきたので免疫はできていましたが、まさかここまでとは…今朝市場で見たら凄い値段でしたよー。
さて、どう見てもうなぎの蒲焼きのこちらは、普茶料理にちなむこの食材を用いてこしらえたものです。 間近で見ても、言われなきゃホンモノですよ!
ベースはずばり木綿豆腐です。
涼しい所に置いてしっかり水切りを行います。
裏ごしにかけてキメを整えます。
豆腐とみじん切りのゴボウを練り合わせます。 なるほどゴボウでウナギの食感を出すワケですね。
半切の焼き海苔へ、こねた豆腐を塗り広げます。
海苔が皮の代わりなんです。
まるで粘土細工でもしているかのように、イメージ力を駆使しながら「うなぎ然」としたスジを竹串等を用いて豆腐に引きながら、筋肉を盛り上がらせてリアル感を出しましょう。
あとは甘辛ダレを塗りながら、こんがり両面網焼きするだけです。
タレは市販のうなぎ用蒲焼きダレを用いたり、テリ焼きみたいに醤油、砂糖、みりんを煮つめて自作したり、 秘伝のタレに登場してもらったりします。
これどう見てもウナギでしょう。 一口頬張ると、ゴボウの食感が効いています。 ん、むしろ食感以上にうなぎ特有の「土の香」を醸すのにゴボウが大きな役割を果たしていますねこれは。
今日は土用丑でございます。
18/07/20