一目見た瞬間その姿形が気に入りました。 ほうろくの使い方を解説します。
ほうろくとは塩やゴマ、茶葉を炒るための道具になります。 素焼の平たい土鍋を指しますが、ゴマ炒り用、茶葉用など炒る素材によって姿形が違います。 今回のほうろくは、ゴマ炒り用です。
さてこのほうろく、どうしてこんなに不思議な形をしているのでしょうか? といいましても大体見当がつくとは思いますが、ゴマを炒ると、ハネますよね。 そのハネたゴマが飛び散らないように口がすぼんでいるのです。
この焙烙(ほうろく)は萬宝窯のもので1300円ぐらいで購入したものです。 使い始める前に水洗いし、乾燥させてから使うよう説明書にありました。
それでは早速ゴマを炒ります。 ゴマを開口部から入れて、火にかけます。 ほうろく自体が温まってきたらほうろくをゆすりながら火にかけます。
あまり沢山ゴマを入れすぎるとまんべんなく炒ることができませんのでご注意ください。
絶えず振り動かしながら弱火で炒ります。 最初はバラバラしていますがしだいに油がにじみ出て互いにくっつきはじめ、やがてまたバラバラになります。
※別にこのゴマ炒り用で茶葉をほうじてもよいわけです。 ちなみに茶葉用は、上部の口が広く作られています。
ゴマがプチプチ跳ねだした頃、ほうろくの有効性を十分感じながらゴマを器に移します。 その際なんと、取っ手からゴマをザザーっと取り出すことができるようになっているのですほうろくは。
なんと合理的なデザインなのでしょうか。
炒りたてのゴマの香りが充満しているところ、すり鉢に移してすりこみます。 炒りたてのゴマって、ほんとイイ香りです。
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09/03/12