結論から申し上げますと腐乳ほど便利なものはありません。
麻婆豆腐、ギョーザ、 つけ麺の隠し味として用いたり、そのままかじって酒肴とします。
草野心平の「酒味酒菜」にこうあります。
日本酒に合うものとして腐乳がある。 これは豆腐が材料だけれども、いわば中国産のカマンベールみたいなもので、 洋酒にも合う。
今回は腐乳を大活躍させてみます。
※腐乳とは豆腐を塩漬けし、発酵させたものです。
晩酌にもう一品欲しいとき、野菜室に転がっているキャベツでチャチャッとこしらえる「マイクルのキャベツ」はずいぶん前に掲載しました。 レタス炒めというテもあります。
今回はそれに匹敵するぐらい簡単、短時間で作れる酒肴を紹介します。
レタスの葉をむしり、塩ひとつまみ、油少々をたらしこんだ熱湯にくぐらせます。
あくまでもくぐらせるのであり、グラグラ煮てはいけません。 そのへんのタイミングは微妙であり、さらには好みもあると思いますので、何度か作ってみてお好みの湯通し加減を見つけてください。
レタスの水気はよく切っておきます。
腐乳をひとかけら取り出して胡麻油とあわせます。
さらに紹興酒をたらしこんで・・・
タネを抜いた刻み唐辛子を散らします。
完成した腐乳ソースを湯通ししたレタスにつけて、食べるのです。
レタスを湯通ししてからそのまま放置しておくと色が悪くなって見栄えしませんので、まずはじめに腐乳ソースをこしらえておいてから、レタスを湯通しし、即食べるほうがよいかもしれません。 尚、腐乳生菜は熱々でも、冷たくても美味しいものです。
09/1/31