ユッケは生肉を食べる料理です。 したがって、生でも食べられるぐらい新鮮な牛肉を調達してくる必要があります。
行きつけの肉屋さんで「生で食べれる牛肉ありますか?」と聞いてみたところ「ローストビーフでも作んのかい?」 といいながら牛モモ肉を出してくれました。 部位はお好みで結構です。
ゴマ、ごま油、砂糖、ニンニク、 コチュジャン、 テンメンジャン、醤油を味見しながら混ぜ合わせてタレを作りました。
材料を全部そろえる必要はなく、最低限ごま油、醤油、砂糖、ニンニクがあればなんとかなります。
牛肉を細切りにしておいて、たったいま調合したタレをぶっかけます。
丹念に、かつ素早くタレをからめあわせましょう。
タレをからめた牛肉を、器に盛ります。 その際、噴火口のパックリ開いた火山のように盛り上げるのがポイントです。
そしてその噴火口に、新鮮な卵黄をポトリと落とし込むのです。 これでもうユッケのできあがりです。
本式に作る場合は梨やリンゴ、キュウリの細切りを添えたり、松の実、唐辛子を散らしたりします。
モンゴルのタルタル・ステーキが朝鮮半島に伝わりユッケとなりました。 ユッケは韓国語のユック(肉)とフェ(刺身)が合わさった言葉です。
韓国では馬肉を食す習慣がなかったので牛肉が代用されました。
09/05/24