ちらしずしや巻き寿司、 バッテラになんちゃって自宅鮨等、すし飯が家庭で活躍できる機会は多々あります。
そこで基本的なすし飯の作り方を覚えて存分に日本が世界に誇る「寿司」を楽しんでみましょう!
今回お米三合で仕込みます。 少なくとも米は、炊く30分前には研いどきます。 ヌカが残ると「ツヤ」が出にくいので、力を入れ、とぎ汁が澄むまでいつもよりせわしく米を研ぎます。
研いだ米をザルにあけ、水切りをします。 30分置いておけば、水分が米全体に行き渡り、米の表面と、中芯の水の量が同じになりまして、すし飯らしく炊けます。
置いた米を炊きます。 個人的に、すし飯のご飯は土鍋で炊くのが好きですが、炊飯器でもまったく問題ありません。
米三合に対し、水を660cc程度注いで炊きます。
ご飯が炊けたら10分蒸らして、木の桶(オケ)に全部あけます。 これはアルミのボール等でなく、是非とも木桶を使いたいところです。 理由は、桶が余分な水分を吸い取るからです!
そうそうご飯を開けるその前に、木桶の内側を濡れフキンで湿らせておきます。 もしも久しぶりに木桶を使う際は、まず桶を水に漬け、その後酢をたらして水を張り、しばらく置いてから水を捨て、フキンでよく水気を拭きとります。 おろしたての時は木製品の手入れをご覧ください。
さてすし酢ですが、米三合に対して酢を大さじ4、砂糖を大さじ2、塩を小さじ2合わせて5分程火にかけて、冷ましたものを使います。
炊けたごはんを木桶に移したら、すぐに冷ましたすし酢を回しかけます。
すし酢をかけたら、すぐにしゃもじで全体をザックリ混ぜ合わせていきます。 ご飯をしゃもじで「切る」ように混ぜるとご飯がつぶれず又、粘りがでません。
ご飯全体に酢が行き渡ったら、すし飯のできあがりです。 今度は、うちわであおいですし飯を人肌まで冷まします。 風を当ててやると、ツヤが出て、粒がキレイに立つのです!
すし飯ができたら、桶の上から固く絞ったフキンをかけて使うまで置いておきます。
更新日:23/03/23
公開日:15/07/19