イカスミには「タコの墨」のおよそ30倍ものアミノ酸、いわゆるうまみ成分が含まれているそうです。 いわばイカスミパスタは、旨味成分を体中に塗りたくったパスタなのです。 おいしくないわけがございません。
イカは刺身にできるほど新鮮なものを用意します。 今回はイカスミに活躍してもらいたいのでスミの量がハンパではないモンゴウイカを用います。
イカのおろし方のように身と内蔵を分けて、適当に切り分けておいてください。 この際、イカスミの入った袋と肝(肝臓)を、 まるで箱入娘のように大事に取り扱いそっとのけておいてください。
鍋にオリーブ油をひいて、叩き潰したニンニクをよい香りが立つまで炒めます。 そこへ切り分けたイカの身を投入し、弱火でゆっくりと火を通します。
そして白ワイン(もしくは日本酒)をドボドボと注ぎ込み、アルコールが飛ぶまでしばらく煮ます。
すかさず湯むきしたトマトを加え、つぶしながらイカとよくなじませます。 トマトの湯むき→
※トマトピューレでも結構です。
ここで大事にのけておいた肝を薄袋からしぼりだして加えます。
続けてイカスミを投入し、混ぜ合わせます。
5分ぐらい煮込んでから、塩、黒コショウで味を決め、茹でたてのパスタとこの、いかすみソースを混ぜ合わせてから皿に盛り付けます。
威圧感のある見た目からは到底想像できないおいしさがあります。
09/08/17