イカを2種類の風味で楽しみます。 普段バター焼き程度の調理法しか思いつかなかったオイは、技が増えて喜びました。
1、イカを丸ごと一パイ用意します。 種類はヤリイカ、スルメイカ、ミズイカ、モンゴウイカ等なんでも結構です。 とにかく丸のままのイカを調達するんです。 ちなみに今回は、ヤリイカです。
イカのトンビ(口)と、イカの船(透明な軟骨)を取り除き、あとは肝もスミも一緒にブツ切りにします(イカのおろし方)。
2、ブツ切りイカに薄く塩、胡椒をして、酒を少々を振っておきます。 サフランがあれば一つまみ入れましょう。 なければ無いで、かまいません。 このまま15分放置します。
3、鍋を熱してオリーブ油を引き、潰したニンニクと、唐辛子一本を炒めます。
猛烈な強火にして、イカを炒め、仕上げにバターを加えて混ぜ合わせると、スペイン風の堂々完成です! ※ニンニク、唐辛子は取り出しても良いです。
次はイカの中華風にまいります。 どっちを作るか悩むとこですね。
2、蝦油(ハーユ)を用意します。 ハーユとはエビ油の事です。 今回は自作しておりますが、中華食材店で楽に入手できるでしょう。
3、のれんのイカを、エビ油、酒、ニンニク、ショウガを合わせたものに、しばらく浸して下味をつけます。
4、鍋に油を引いて、強火でイカを一瞬炒めた後、水溶き片栗粉でトロミをつけたら完成です。
以上イカのスペイン風・中華風でした。 どちらも酒の肴にゃ、うってつけです。
スペイン風は、今回剣先イカで作りましたが、もっと肝が多くて安いスルメイカや、 墨の量が強烈に多いモンコウイカで作ると、いっそう料理が引き立つかと思われます。 サフランのほのかな香りがまた素敵です。
この料理は「プルピートス」と言いまして、この料理を出した店の名です。 プルピートスの残り汁はパンにつけて食べるのです。
中華風では、たまたま冷凍しておいたエビがあったので自作しましたが、デパートなんかに普通に置いてますエビ油。 とにかく香りが良くて、どんな料理にも活用できそうなので、 今後の活躍に期待しております。 イカが柔らかく、子供でも楽に噛み切れるほどでした。
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