ご存じの方も多いでしょう、ミミガーは豚の耳です。 茹でて切ってつまめば酒の肴に最適でして、 広島の老舗おでん屋で食べたミミガーはその調理法に思わず膝を打ちましたね。
これが、豚の耳です。 沖縄では食用の豚耳をミミガーといいます。 肉屋さんに問い合わせれば、かなり安く入手できると思います。
ミミガーを食べるには下処理がキメテです。 塩と酢で丹念に耳をもみ洗いすると、クサミは消え去ります。 檀流の豚の足と耳みたいな感じです。
下処理の済んだ耳を大鍋に入れて並々と水を張り、火にかけます。 この際ニンニクショウガ、ネギの切れ端を放り込んでおくと万全です。
沸騰したら火を弱め、30分ぐらい煮たところで湯を捨ててしまいます。 そしてもう一度水を張り、本煮込みに入ります。
好みにもよりますが、1時間ぐらい煮ればプルンと柔らかくなりますよ。 トンロリしたのが好きな方は長時間、シャクシャキした歯ごたえ派の方は短時間で仕上げます。
ミミガーを切ってポン酢を回しかけるともうそれだけで飲めてしまいます。
でも今回は、老舗おでん屋風に食べるのが目的ですので調理続行します。 茹でたミミガーをザク切りして、 おでんのツユでしばし煮ます。
おでんのつゆがなければめんつゆでも構いません。
ツユからミミガーを引き上げて、表面に焦げ目がつくまで炙ります。
鍋に残ったツユには甜麺醤を溶かして煮つめ、甘辛味噌を作ります。 甜麺醤がなければ好みの味噌と砂糖を加えて煮ます。 甘ーく作ったほうが旨いもんです。
皿に甘辛味噌を広げ、その上に炙りミミガーを盛り、上から黒ゴマとネギを散らせばハイできあがり。 ミミガーをつまみ上げで味噌をチョンチョイつけながらガン呑みします。
更新日:23/05/25
公開日:13/10/13