自家製キムチに挑んでみたいけれどなんだかこう面倒くさそうでヤンニョムとかいわれても・・・
という方には水キムチをおすすめしております。 辛くもないし、すぐできるし、 白菜漬け気分で仕込めちゃいます。
水キムチを作るにあたり是非用意していただきたい野菜は白菜、それから大根です。 あとは何でもお好きなものを使えば結構です。
ちなみに今回は白菜、大根、小ネギ、梨を用いています。 ニンジンもおいしいですし、梨のかわりにリンゴでも結構です。
白菜はザク切り、大根は皮をむいて短冊に、ネギは3センチ程度に切り、梨は皮をむいてイチョウ型に刻みます。
全部ボールにほうりこんで、重さを量ります。 野菜の合計の重さから、塩の割合を計算します。 今回野菜の合計重量が500グラムでありました。 2.5パーセント程度の塩分濃度が好みなので、12.5グラムの塩を用います。
ボールの中の野菜に軽量した塩をまぶしつけ、叩き潰してスライスしたニンニクとショウガ、砂糖ひとつまみ、 辛くしたい場合は赤唐辛子や青唐辛子を加えてよく混ぜ合わせまして・・・
重石をして5時間ぐらい放置しておきます。 野菜の上に皿を逆にして乗せて、上から水を入れた茶碗を置けば、簡易重石です。
途中で一度、重石をのけて上下をザックリ混ぜ返しておいてください。
さて5時間が経過しました。 野菜は己から染み出た水で水没しているはずです。 まさに水キムチです。
重石をのけて、米のとぎ汁の上澄みをすくってたらします。 どのくらいたらせばよいのかというと、水キムチをつまんでみて、 ちょうどよい塩加減になるようたらすのです。 そもそもベストな塩加減ならば、たらさなくったって結構です。
冷蔵庫で寝かせ、次の日にはもう食べることができますが、もうしばらく置いて発酵させ、かすかな酸味が出はじめた頃が食べ頃になります。
水キムチは漬物でもありますが、スープでもあります。 「水キムチの汁は二日酔いの特効薬だ」と教えてくれたのは、昔よく通った焼肉屋のママでした。
10/08/31