時に人生において刺激も重要です。 キムチとは元来辛いモノですからとびきり辛い鍋を作ります。
普段は「子供にも優しい料理」を心がけているオイですが、今日に限っては容赦しません。 大人限定激辛鍋を作って盛りあがりましょう!
キムチ鍋の素というのは色んなメーカーから発売されているというのはちょっとスーパーに足を運べばすぐにわかることです。
キムチ鍋の素をベースに鍋を作ればもうそれだけでキムチ鍋のできあがりですけど、それでは面白くありませんし、第一簡単に自作できます。
まずはカツオブシと昆布でダシをとりましょう。 面倒ならばダシの素でも仕方がありません。
カツオのダシだけでも十分美味しいスープは作れますが、干ししいたけの戻し汁や、 鶏がらスープをプラスすればグッと味に奥行きが出ます。
丹念に抽出したスープに、家にある残り物のキムチでも放り込み、胡麻油、醤油、味噌、砂糖で調味します。
ニンニクを大量に刻み入れ、さらにショウガをすりおろしたら準備万端です。
スープさえ作ればもはやキムチ鍋は完成したようなものです。 翌日の口臭の事は考えずにどんどんまいりましょう。
味に独創性を出してまいります。
まずはずせないのが自家製キムチ作りに必須の韓国産粉唐辛子です。
荒めのものや細かいものがありますが、この場合は細かいパウダー状のものが良いです。
なぜかというと、韓国のは辛味がマイルドで、大量に使用してもあまり辛くないからです。
鍋の中にドッサリ放り込んでも見た目ほど辛くなりませんが、スープの色は真っ赤になります。 キムチ鍋といえば、真っ赤なスープなのです。
※子供が生まれてからというもの、すっかりキムチ鍋を作らなくなったのはもちろん辛いからです。 辛いの食べれませんからね子供。 でもある日気付いてしまいました。 粉唐辛子のかわりに、パプリカを大量に使うと、見た目はまんまキムチ鍋なのに辛さは無い事を。 大人は器につぎ分けてから、 各自粉唐辛子を振るんです。
もっと辛さが欲しい時は鷹の爪を刻み入れます。 パンチが欲しい時はラー油をたらします。
「家にキムチがない!でもキムチ鍋を作りたい!」
という場合は豆板醤さえあれば何とかなります。
手っ取り早くキムチ鍋を作る場合は、スープに豆板醤、自家製コチュジャン、 自家製甜麺醤を混ぜ込めばもう完成したようなものです。
見るからに狂暴そうなスープができました。
好みの野菜を真っ赤なスープで煮込みましょう。
まあ、スープさえしっかり作れば何を入れても美味しいものですが、我が家で定番的なものといえばまずニラですね。
あとは白菜だとか、長ネギ、もやし、エノキ等キノコ類といったところです。
春雨もイーですね。 あらかじめ軽く茹でておいて、鍋の小脇に沢山用意しておきます。
そうそう、豆腐をスープに埋没させておいて、真っ赤にするのも結構好きです(豆腐チゲ)。
豚バラがよく合います。 多めに用意しておかないと争奪戦が勃発する可能性があります。 豚肉とキムチの相性はパンパではありませんからね(キムチ料理3品)。
あわせて鶏肉のぶつ切りも加えると豪華です。 今回は鶏モモ肉を使いました。
あさり等貝類があれば言う事なし! スープの旨味を増大させる効果があります。
以上の具材を投入し、スープとなじむようにしばらくコトコト煮るんです。
煮たら味見をし(辛すぎてわかりにくいかもしれませんが)、味が薄いようでしたら、醤油を足してみたり、 塩を隠し味程度加えてみると落ち着きます。
キムチ鍋堂々完成です。 ささ、宴の始まりですよ。 煮れば煮るほど旨くなる料理、それが鍋物です。
シメの雑炊もお忘れなく!
05/11/20