この時期になると、魚屋でさよりの姿を見かけるようになります。 さよりを見ると「ああ、春だなあ」と思うんです。
これがさよりです。 下あごがビニョーンと長いとても特徴的な姿をしています。 産卵前にあたる早春が食べごろなのです。
魚体が長かろうが短かろうが、大小問わず魚のおろしかたは共通です。 ウロコをかいて、頭を落とし、ワタを抜いてきれいに水洗いします。 詳しい魚の下ろし方はこちらをどうぞ→魚のおろし方。
さよりをおろしたら、腹の部分が黒いという事を確認できると思います。 さよりって涼しい顔して腹黒いヤツなんです。 この黒い部分は苦味がありますので、腹骨をすき取る際に取り除きます。
それにしても美しい身をしています。 皮をはいでザルに並べ、軽く塩を振ってから冷蔵庫で2、3時間寝かせます。
それを細作り(刺身の切り方)にしたのがページトップの画像です。 超頑張ったキビナゴのような味がします。
※サヨリの小骨は細く、わざわざ取り除く必要がないほどのものです。
おすすめなのが、さよりのおろしあえです。 ワカメ、大根おろしと合わせ、わさびを利かせて二杯酢(酢+醤油)でつまめばかなり飲めます。
さよりを刺身にして晩酌のアテにする。
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12/04/22