その昔、瓦の上で焼いて作ったという由来をもつ瓦そばは、別段瓦で焼かなくとも旨いです。
そういえばたしか、すき焼きの由来は「鋤の上で作っていたから」だというような話だったような気もしますが、 今回それはおいといて、早速調理開始です。
尚、オイ家では夏に野外で作ることが多いです。 皆でガヤガヤ食べるのに向いています。
瓦ソバを作りにあたり、具やトッピングなんかはお好みでどうでもイイんですけれど、絶対に譲れないのが茶そばを使用するということです。 この茶ソバが瓦ソバの雰囲気を醸し出すのであります。 たっぷりのお湯を使い、固めに茹でておきます。
牛肉の部位はどこでもよいのですが、薄切り肉を使用したいところです。 茶ソバの分量に対して、とにかく大量に用意しておき豪快に作るのがモットーです。
卵は錦糸卵に仕上げれば美しいのではありますが、今回はざっと煎り卵にします。 炒り卵は強火にて一瞬で仕上げるのがフンワリ作るポイントであります。 長時間卵を熱することは、卵を固くするということです。
まずは鍋を十分に熱し、それから油を回し入れます。 ネギ油やラード、ごま油などお好みの油で結構です。
茶ソバが鍋にくっつきやすいので、よく水切りをしておいて、油を多めに使用することがポイントです。 場合によっちゃあ、あらかじめ茶ソバに油をからめておくのもひとつのテであります。 手早く炒めましょう。
炒め終わった茶ソバを器に盛っておきます。 食べる際のコトを考慮してこの段階で、ほどよい分量に丸めながら盛り付けるとよいです。
茶ソバを炒め終わるやいなや、牛肉を炒めていきます。
好みでニンニクも炒めておいたり、黒胡椒をふっておいたり、酒やワインを回しいれたりと手間をかけたほうが美味しくもあり楽しくもあります。 牛肉を炒めすぎては美味しさが半減してしまうので要注意であります。
炒めた牛肉は、茶ソバの上にテンコ盛りにして、その他の具材を作り始めます。 錦糸卵をのっけたり、 小ネギを散らしたり、すりゴマを振りかけたり、海苔を散らしたり、紅ショウガをチョンと乗せたりすると、見た目も楽しいです。
完成したた瓦ソバを食卓に運んで、各自取り分けて食べます。
その際のつけダレの作り方は、 みりんと醤油に砂糖を加えて煮立たせた「本返し」を作り、 これに鰹と昆布でとった出汁を調合します。
要は、カツオダシを作って、みりん、醤油、砂糖で味付けすればよいのです。 ふつうの蕎麦つゆよりも若干濃いめがよいと思います。
茶蕎麦を茹でて、炒める。 牛肉を炒める。 卵を炒める。 各種トッピングをして、出汁、砂糖、みりん、醤油で作ったつけダレをつけながら食べる。
06/04/30