「魚の骨」、をあなどってはなりませぬ。 干して揚げればコレ歴とした肴となるんです。
何かしらの魚の骨を用意します。 今回アジにてまいりますが、なにサバとかイワシ等ですね、何でも結構です。
昔は居酒屋でアジの造り等頼みますと「骨は後で揚げましょか?」なんて声がけしてくれる気さくな店主の経営する酒場がアチコチにあったもんですがね、昨今めっきりさみしくなりました。
さて、フライや刺身の際はずした中骨を用います。 これに軽く塩をして、その辺に吊るし干しにしとけば良いのです。
と簡単に書きましたがココが最大のポイントでありまして、とにかく「軽く」塩をふるのがコツなんです。 いかんせん、干せば水気が飛んで塩気が強まりますからね、ここはまじない程度に留めておいて、揚げあがりに塩気が足りないようでしたら振ってつまむ、
というようにやるのがイチバンです。 いくら肴になるからといっても、塩っ辛いせんべいは何枚もつまめません。 これがよく失敗しちゃう所です。
さて2、3時間もほっとけば、骨の表面はカラリと乾燥してるでしょう。 こうなれば揚げ頃です。 この時期熱いですからね、いくら骨だけになっているとはいえ、悪くなるのが早いもんです。 なので少々時間は必要ですが、冷蔵庫内で乾燥させたり、 扇風機で風を送りながら干すと良いでしょう。
揚げるだけです。
温度が大事で150℃というモロ低温の油でじっくり10分時間をかけて揚げるのがパリッパリにさせるヒケツです。 揚げたハナからかじってみてください、止まんないですよもうスダチ絞りこんだりとかですね。
更新日:23/04/17
公開日:15/07/18