マイクルのキャベツというただキャベツを炒めただけの一品がありまして、これがなかなか重宝します。 つまみがなーんもない、 作る気力もない、というときに、キャベツさえあれば作れてしまうのです。
今回はそのほうれんそう版です。 豚バラとほうれん草炒めを作ろうと意気込んだら豚バラを買い忘れてしまった・・・という時にでもお試しください。
ほうれんそうを用意します。 シンプル調理なだけに、素材にこだわるとモロ味に差が出ます。
まずは中華鍋をガスコンロに設置しまして、その脇に切り分けたほうれんそう、胡麻油、赤唐辛子、塩、薄口醤油、 盛り付けるための皿を用意しておいてください。
これから強火で一気にほうれんそうを炒めあげますから、いちいち「えーっと薄口醤油は・・・」と探しているヒマなんてありません。
さらに可能ならば、完成したほうれんそう炒めを食べさせてあげる人々をテーブルに座らせておいてください。 完成したばかりの熱々を食べてもらいたいのです。
さて準備ができました。
中華鍋に胡麻油を注ぎ(そうなんです、胡麻油は「たらす」のではなく、「注ぐ」のです。 油を大量に使ったほうが美味しいのです) 最大火力で熱してください。 すかさず唐辛子を放りこんで、いかにも辛そうな香りが立ち上るまで待ちます。
そこへほうれんそうをドッサァーとほうり込んでワァッサァーと炒めます。 ここでテーブルの人々から「火事かっ!」と声が上がるほどの炎が上がれば言う事なしですが、べつにどうだってかまいません。
炒めるのは一瞬、そう一瞬です。
間髪入れず、微量の薄口醤油、塩を加え鍋をあおり、即、器に盛り付けて、走って食卓へ運び込みます。
その際、テーブルで各々箸を手に持ち待ち構えていただくとよいでしょう。
※味が薄い場合は塩をふればよいです。 濃すぎる場合はどうしようもありません。 味加減にご注意を。 ほんの気持ち程度の味付けのほうが、ほうれんそうの美味しさがよくわかります。
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09/09/02