なめろうは元々千葉の郷土料理で、アジ等鮮魚の身を包丁で叩いて作ります。 ぷちぐる内ではアジやサンマで作っておりました。
今回のなめろうは名の通り、滑らかさが身上のものでありまして無論酒の肴に最適です。 作り方は東京へ行けば必ずお邪魔している日本橋 小湘亭の料理長さんとの談話より生まれました。
まずもって、刺身用のピチピチしたアジを用意します。
三枚におろして皮をはぎ、小骨を丁寧に取り除きます(魚の三枚おろし)。
小さなウロコ等身にこびりついていたら、滑らかとは程遠いものになりますので、身を一瞬酢にくぐらせて洗います。
それでは叩き始めましょう。 良く切れる包丁で、まな板上の身を丹念に、しかも手早く叩いてまいります。
すりおろしたショウガとニンニク、味噌、塩少々、 醤油をひとたらし等好きに調味しつつ叩きますが、この際間違ってもネギ等入れてはなりませぬ。
滑らかでなくなりますからね。 いつもより余計に叩いて滑らかさを醸し出します。
滑らかになったところで今度はすり鉢に移し、丹念にすりこみます。 この際とっておきのヒケツがこれです。 なめろうに、ゴマペーストを練りこむのです!
最低大さじ1杯、それ以上はお好みで加えまして、よく練り合わせます。
仕上げに塩で味をしめればほら、滑らかな口当たりのなめろう完成です。 ページトップ画像では山椒を散らしてつまんでおります。 「山椒振ったら滑らかの邪魔では?」という意見もありますが、一度滑らかに仕込んだなめろうは、上から何を散らそうが、その滑らかな印象は害されないのでした。 よく冷やしてどうぞ!
こういうのが嬉しいんです酒飲みは。
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14/04/19