長崎といえば皿うどんでもあるとさね。
バリバリの細面で作る場合と、 ちゃんぽん麺で作る太麺の場合のあるとばってんが、今回は細麺で作ってみるけんね。
トロミのついた具材はちゃんぽんと同じでよかとよ。 食べるときはウスターソースばかけるけんね、味付けはあんまい濃ゆーせんでよかばい。
基本的に具材はちゃんぽんと同じで良かとよ。 色どりの良ーなっごと、赤とか緑のカマボコば入れたりもするとばってんがね、好みやもんね。
野菜は何ば入れても良かとです。 炒めたら少のーなっけん、多めに用意せんばばい。
キャベツやらニンジン、モヤシ、ネギ、シメジ、キクラゲとかね。 キクラゲは水で戻しとかんばけんね。
野菜以外の具材も家にあるモノでよかとさね。 茹でたウズラの卵とかもウマカばい。 豚肉やイカ、エビやカンボコね。
まずは肉から炒むっとばってん、好みでニンニクば放りこんでも良かね。 油はラードかごま油がオイシカです。
油ば引いて肉ば入れて、ある程度炒まったらイカと人参ば入れるばい、煮えにっかとから入れていく感じね。 その後は随時材料ば入れて、日本酒ばたらしたりするとも楽しかね。
具材の全部炒まったところで、鶏がらスープの素ば水で溶かしたとば入れるとさ。 もちろん本物の鶏がらでとったスープがオイシカばってんがね。 こん日は豚足の茹で汁のあったけんがそいば足したとさね。
スープである程度具材ば煮たらさ、水溶き片栗粉でトロミばつけると。
仕上げに薄口醤油と塩少々で味ば整えようで。 味はしっかりつける必要は無かとばい。 食うときにウスターソースばかけるけんがね。
※前日にちゃんぽんば作っておいて、その時にスープば丼一杯のけておくとさ。 そのスープば若干煮詰めてから、 炒めた具材にからめて作れば極上のサラウドンのできるばい。 オイ家ではいつもそがんすっばい。
皿うどんの麺はね、生麺と、あらかじめ揚げてある揚げ麺のあるとさ(全国的に売っとるとやろか?)。
オイは生麺ば使うとが好いとるばってん、揚げ麺しか無か場合でもね、使う時にもう一回揚げなおせば、食うときに食感の全然違うてくるけんね。
生麺の場合は160℃の油に放り込んだら、一気にワッってふくらむばい。
様子ば見ながらまんべんなくキツネ色になるまで揚げるとさ。
こんぐらいで油から引き上げるワケ。
※パスタマシンで極細麺を打ち、 それを揚げると美味しいパリパリ麺を自作することができます。
大皿に揚げた麺ば盛って、上から具ば乗せれば皿うどん完成タイ!
※長崎で皿うどんの出前をとると、栄養ドリンクの空き瓶に入れられたウスターソースがついてきます
そんまま食べてもウマカばってん、ウスターソースばドボドボかけて食べればこいがまたバリウマカっさー。
翌日まで残った皿うどんならではの楽しみ方のあるとばい。
麺のシナーッてなった皿うどんば冷蔵庫から取り出して、麺と具ごと中華鍋に放り込んで炒めるとさ。 温まる程度でよかとばい。 器に盛る寸前に卵ば割り入れてかき混ぜたらできあがりさね。
次の日皿うどん完成。 ネギとか散らしてソースで食う。 こいがまたうまかとさー。 実はこっちのほうが楽しみやったりもするとばい。
皿うどんは、ちゃんぽん麺を中華鍋で焼いて、とろみをつけた具材をかけたものです。 スープはありません。
皿うどんには細麺、太麺があります。 太麺はちゃんぽん麺で、細麺は、細めのちゃんぽん麺を揚げたものになります。 又、細めんのことをチャーメンと呼びます。
檀流チャンポンでは、太麺で皿うどんを作っています。
05/09/08