伊丹十三著「女たちよ!」に載ってまして 早速作ってみたらサッパリとして、まさに前菜にぴったりです。
鰐梨とはアボカドのことで伊丹さんはこう書いておられました。
アヴォカードの肉の味は、これはなんといったらいいのかねえ。 チーズ? 空豆? どうも違う。 茹玉子の黄身の味にも似たところがある。 ともかく、 どう味わってみても乳製品という感じの奇妙な果物なのである。
さすがはすばらしい表現です。 これを覚えてからというもの、 一個のアボカドの半分はわさび醤油で、 もう半分はドレッシングで、という風に嫁と楽しんでいます。
アボカドの切り方はアボカドに載せてます。
オリーブオイルに塩、コショウを加えレモン汁を絞りこむ簡易ドレッシングを作り、 鰐梨の穴へ注ぎます。
真っ二つに切って皮を剥いたアボカドの、種をくりぬいた穴にドレッシングを入れて食べます。
がしかし、トップの写真の状態では、なんちゅうかこう盛り付けをもっと考えないといけないし、 少し食べにくいようでもあったので、いつものように八等分に切り分けて、その上からドレッシングをかけて食べました。
團 伊玖磨 の『パイプのけむり』にこのような記述がありました。
アヴォカドの食べ方には色々あるが、僕の好きな方法は、先ず西洋梨型の実を縦に割ると、 ピンポン玉に近い丸い大きな褐色の種子が半分顔を覗かせている片一方と、その種子のあった部分が丸く凹んだ片一方の二つになる。
片一方から種子を取り出すと、眞中に丸い凹みのある二つの半分の実が出来上がる訳で、その凹みの中にフレンチ・ドレッシングを注いで、 あとはスプーンで柔らかい果肉をすくって食べる。 簡単明瞭だがこれが最も美味しい食べ方だと思う。
05/11/20