タラの白子はこの前食べました。 今度は身を、おいしくいただきます。 とらふぐでも書きましたが、ちり鍋の「ちり」とは、ポンスのこと。
ポンス=ポン酢であり、汁にこれといって味付けをせずに、ポン酢で食べる鍋のことを、ちり鍋というのです。 ということは、水炊きだってーちり鍋です。
これはタラの身とアラです。 食べやすい大きさに適当に切り分けておきます。
是非白子も使いたいところですが、美味しすぎてもう全部喰ってしまったのでありません。
ちり鍋に作り方もヘッタクレもありません。 材料を鍋で煮て、ポン酢で喰えば、 ハイそれまでですが、それではちっとも面白くないので少し小細工を(ちり酢もどうぞ)。
今回は、「焼きちり鍋」にします。 材料を火で炙り、鍋にするのです。 こうすることで、臭みがなくなり香ばしさがプラスされ、酒飲みに喜ばれてしまうという作戦です。
さて、まずはですね、あまり身のついていない中骨その他アラをこんがりと炙っておきまして・・・
前もって別鍋でコトコト煮て、ダシを抽出しておきます。 今回は小鍋仕立のちり鍋でありまして、汁がすぐに無くなってしまうことは明らかです。 ですから別鍋にダシを用意しておいて、 汁が減ってきたらその都度足し足し食べるというわけです。 これは別に小鍋仕立の時だけに行う手法ではなく、 家庭で鍋をやる場合は、是非別鍋に汁の予備を用意しておきたいところです。
昆布を浮かべた鍋を火にかけて、沸騰寸前のところで昆布を取り出します。
あとは炙ったタラの身やら、炙ったネギやら、焼いた豆腐やら、シイタケやら、春菊やら、 好きなものを加えて煮てつまむだけであります。
ポン酢さえしっかりと作れば、どうやったって美味しい鍋になります。 お好みの魚でちり鍋を作ってみてください。 といいますか、魚にこだわる必要すらありません。
※タラは皮面だけを炙りました。 各種薬味に関しては、タイチリをご覧ください。
鍋を楽しんだ後は、もちろん雑炊です。 ご飯やら麺やらを加えて煮て、塩やら醤油で味をととのえていただきます。 今回は卵、塩、ごま油をひとたらししています。
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11/02/02