とんかつを作る時のように、豚ロースに小麦粉をまぶしつけ、 卵をくぐらせ、パン粉をまとわせるだけです。
今回パン粉は生パン粉を使用しています。 乾燥したパン粉では揚げる際に油を吸いすぎてグドくなるという話もあります。
パン粉を肉に、軽く押し付けるようにすると、生パン粉が弾力で押し戻し、パン粉が立ち、揚げ上がりがきれい、という話もあります。
ラードがメインの油でカラリとカツを揚げまして、食べやすい大きさに切り分けておきます。
サラダ油でなく、ラードで揚げ物を作ると一気にプロ風味になりますよ。 ラードの作り方→
丼鍋にタレを注ぎ、せん切りのタマネギを散らします。 その上から切り分けた豚カツを並べて中火にかけます。
フタをして1、2分煮込みましょう。
ちなみに今回の丼タレは醤油、みりん、酒、砂糖をあわせたもので、 さらにここへダシを加えるとさほど味を濃くしなくても奥行きのある風味に仕上がります。 濃い目のめんつゆを使うと最高です。
カツ丼といえば卵です。 カツを煮ている間に急いでボールに卵を割り落とし、箸でサッと、もうほんとにサッと一文字を引くようなつもりで溶かします。
溶きほぐしてしまうと、完成したカツドンが見栄えのしないものになってしまいます。 黄身と白身のコントラストが大事なのです。
丼鍋のふたを開け、カツめがけて素早く卵を流し込み、急いでフタをします。
そうですね、このまま45秒ぐらい待つと、卵はちょうどよい半熟加減になっていると思います。
卵をまとった豚カツを、アツアツのご飯の上にすべりこませると、カツドンのできあがりです。
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09/05/29