すなぎも炒めとカルビこんにゃくを肴にビールを飲んでたんです。
そしたら次第に砂肝をつまんでいるのかコンニャクなのか、釈然としなくなってまいりましてね。 「グミーッ、ジャクッ!」とした食感が似てたんです。 そこで突如席を立ち、いざ作ってみたのが今作です。
砂肝一個に破線みたいに切れ目を深く入れ、赤線みたいに切り離します。 あまり細かく切りすぎたら、砂肝のザクジャクした食感が楽しめませんからこう切ります。
※砂肝には銀皮がありますから、かなり大胆に包丁を入れても皮スレスレで包丁が止まってくれます、ベンリー銀皮。 切れ目は深く、これぞ美味しさのヒケツです。
鍋を熱し、油を引いて、砂肝を炒めましょう。 次第に「タコウインナー」のように切れ目からズリは開いていくでしょう。
火が通りやすいのなんの。
ズリへ、まんべんなく焼き色がついたところで、サイの目切りのコンニャクを投入し、炒め合わせてまいります。 この際コンニャクはズリと同程度に切る技もありますが、細かい方がつまみ良いです。
塩、胡椒をしてしばし炒めた後、青ノリをガッツリ加えて鍋をあおり、ズリとコンにからめます。 イロドリとしても美しいですし、なによりノリの焼ける香しさが食欲をソソります。
仕上げにしょうが汁をたらしこんで火を止め、器に盛ります。 お供には柚子胡椒とレモンがとても合います。 サジですくってはつまみ、グビガビ呑みましょう!
似た感じのをもうひとつどうぞ。 小鍋にゴマ油を多めに引き、ニンニクスライスをややキツネ色になるまで弱火で揚げるように炒めます。 すかさずスナズリを加え、くまなく炒め合わせます。 あらかた火が通った所でキノコを入れてシンナリさせて、ゴマ、タカノツメを散らして塩、胡椒を振ります。
まるでアヒージョを仕込んでいるかのように、ザブザブ油を用いる事がコツなんです。
オリンピック柔道も、パラリンピック柔道みたいに組み合ってから試合開始、としたら曖昧な指導が減るかもしれません。 むしろウエイトリフティングのように種目分けするとか。
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16/09/11