大晦日にせっせと仕込んだおせち料理も、 いざ年が明ければすぐに「飽きた」とか「全部冷たい」等小言を言われながらつままれることになるのが我が家では常です。
なのでそれを見込んでおでんやポトフ等仕込んでおくのですが、 いざそれをつまみはじめても文句を言うものなのです家族って。
そこで新年早々少々ムッとしながらチャチャッと仕込んだのが、今回のキーマカレーです。 簡単に作る割にはかなり本格的な味がしますよ。
カレーにはつきものであるニンニク、ショウガ、タマネギをそれぞれすりおろします。
各分量は少ないとよくありません。 多め多めにすりこむことがポイントです。
鍋にバターをたっぷりと引いて、大量のひき肉を炒めます。
何せキーマカレーの「キーマ」とは「細切り肉」を指すのですから大いに活躍してもらわねばなりません。 牛や豚、合挽きや鶏のひき肉でも何でも結構です。
ひき肉を炒めながら上記すりおろし三品も加え、まんべんなく炒め合わせていきます。
ひき肉を炒めつつ投入するのは、ガラムマサラです。 その他お気に入りのスパイスがあるようでしたら、何でんかんでん加えます。
頃合を見て湯むきしたトマトや、ホールトマトを加えます。 この段階ではちょうどトマトソースのような見た目になります。
今回のツボでありますココナッツミルクを遠慮なくたっぷり加えまして、煮合わせていきます。
何せ仕込んでいるのが正月ですからね、ちょっと休みたいわけです。 ということで、市販のカレールーを2カケラばかり投入し、溶かしこみます。 ルーを加えすぎると、市販品っぽい味になりますのでその辺はお好みにあわせてご配慮願います。
ルーを入れると一気にボテッとした感じになります。 ですが今回目指しているキーマーカレーはボテボテではいけません。 こころもちサラッとした質感に仕上げたいので水を注す必要があります。
ですけど水では味気ないですので、 今回は雑煮に使った残りのカツオダシを注いでいます。 鶏がらスープでも牛ストックでも、固形ブイヨンでも結構です。
あとは弱火で煮ながら汁気がとんできたらダシでのばし、塩で味をととのえればできあがりです。 最短で30分、せいぜい1時間もかければちょっと美味しいカレーが作れます。
今回はご飯の上にカレーをかけるのではなく、別々に盛り付けるスタイルをとりました(ページトップ画像)。 さらに、 ちょっとインパクトがほしかったので、半熟卵をトッピングしています。
半熟卵はあらかじめターメリックを溶かした水に浸しておいて、 表面を黄色く染めています。 浸しておいたターメリック水は、カレーへと注げばムダがありません。 以上簡単キーマカレーでした。
新年早々家族にイロイロ言われてキーマカレーを仕込む。
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12/01/08