檀さんによる肉団子指南です。 モロッコのケフタという肉団子になります。
1、マトンに牛脂を加えつつ、包丁で叩いてひき肉にします。 バーソーでおなじみの手法です。 市販のひき肉ではタチウチできない旨味が生まれます。
この際ニンニク、ショウガ、塩、胡椒、タマネギ、パセリ等をおりまぜながら、叩きます。
2、叩いた肉をウズラの卵大に丸め、鍋に水を張り、茹でます。 この際一度に沢山放りこんだり、水の中で泳がせすぎると団子が崩れます。
※この団子へさらに、クミンシード、レッドペッパー、パプリカ、コリアンダーを練りこむのだと檀さんはおっしゃいます。
3、15分煮たら団子を引きあげて冷まします。
4、これからが真の煮込みです。
団子の鍋に、バター、サラダ油を入れ、水を少々注ぎます。 パプリカ、ニンニク、唐辛子、トマトを好きなだけ加え、二時間コトコト煮れば完成です。
※、団子は又、竹串にソーセージみたいに刺して焼く手法もあります。
以上アラブの肉団子でした。 味はご想像の通り間違いありません、薫るジューシィ肉団子です。
今回団子を15分下茹でしておりますが、この茹で汁にはたかが15分だとはいえ、肉の旨味がたっぷり出ておりましたので、本煮込に用いる水は、無論この汁を使いました(脂気を抜きたい時は新水のほうが良いですね)。
水にはサフランを入れておくのも良し、サラダ油はオリーブ油でも良し、そら豆の一緒に煮込んでも良かろうと檀さんはおっしゃいます。
今回団子には「つなぎ」が入っていませんよね。 なので二時間煮れば、いくら固くしまった団子でも崩壊していったワケですが、かえってこのほうがマトンの旨味あふれ口福でした。 檀さんが言うように、いくらでもアレンジ可能の料理ですから、 あなたの好きなように仕込んでみても、きっと満足な味に仕上がるでしょう。
※本中1と2に分けて記された本品ですが、ひとつのページにまとめさせていただきました。
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