ページを開いたとたん、思わず顔がゆるみました。 檀さんも、戻してたんですねー干しナマコ(笑)。 知らずのうちに、檀さんの足跡をたどっていた自分にエールを送りながら、調理開始です。
1、乾しナマコを用意します。 予定では、このカチカチ状態から10倍に戻る予定でして、三人分だと一個のキンコ(乾しナマコ)で十分です。
※今回は自作のキンコを使っています。
2、鍋に湯をわかし、キンコを入れてコトコト煮ます。 三時間ばかりですかね。
次第に、微妙に戻ってきます。
3、煮たらそのまま冷まし、キンコを引きあげて縦半分に切り、水を張りなおして一、二時間弱火で煮ます。
4、また静かに冷まし、キンコの内側に残るコノワタ等内臓類を、ピンセットで丁寧に取り除きます。
5、再度水を張りなおし、二、三時間弱火で煮ます。
6、あとは半日に一度、水を張りなおしながらおよそ三日間、キンコの世話をするだけです。
気付けばまさに、乾燥状態の十倍くらいに戻っていて感動します実に。
7、さて、戻したキンコの調理です。
ナマコはブツ切り、タケノコはナマコと同じ大きさの乱切りにします。
8、鍋を強火で熱し、ラードを引いたら、叩き潰したニンニクとショウガを炒めます。
すかさずナマコ、タケノコを加え、猛烈な火力で炒めてまいります。 この際せっかく戻したナマコを壊さぬよう心がけます。
仕上げに醤油、酒をたらし、スープで溶いた片栗粉を回し入れてマッタリとろみをつけます。
最後に胡麻油を回しかけたらハイ完成です。
以上乾しナマコでした。 ムニプニ不思議な食感ですね、干して戻したら、なんでカリカリしたナマコの食感がこう変化するのかが気になって仕方ありません。
タケノコとの食感の差が歯に心地よく、気が付けば酒も飲まず、一心不乱に食べ進んでおりました。
ちなみにこのキンコ、ギョーザの具に加えるとまた絶品! と檀さんはおっしゃいまして、その話はまた次の機会に取っておきましょうか。
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