「これぞ檀流!」という豪快さです。 鯛をまるごと一尾茹であげる、まさにハレの日の大皿ですね、皆で楽しく突きましょう!
尚本作は、檀流クッキングの連載最後を飾った、檀さんのお母様由来の一品です。
1、ウロコをかいて、ワタを抜いた鯛に、塩を振って一、二時間置きます。
火が通りやすいよう、表面へ薄く、切りこみを入れます。
2、大鍋に湯をわかし、ドクドク酒を注ぎます。
3、鍋へ鯛を沈めて茹でますが、この際出来上がりに鯛を取り出す工夫をしておかねばなりません。
何せ茹であがった鯛は、モロいものですからね。 ということで今回は竹皮を敷いてその上に鯛を置きました。
もちろん鍋は大きい方が茹でやすく、中華鍋が最適です。 静かに20分ばかし煮てまいります。
4、鯛が茹であがったら、煮崩れないようやや冷まし、鍋から引き上げ大皿へ移します。
盛り付けの際は、頭と尾の所に大根の枕を置いて、鯛を格好よく反らせます。
銘々箸でむしっては、酢醤油をつけていただきます。
以上毟(むし)り鯛でした。 非常に見栄えがしますねー、宴会の席では大活躍しましたよ。
冷めても旨いので、作り置きも対応可です。 今回中華鍋にて小ぶりな1.5kgほどの鯛を煮ましたところ、それでも中華鍋に頭から尾まで収まりきれず、
飛び出した尾の部分には、お玉でお湯をすくっては、かけながらお守りしました。
二キロ以上の鯛となれば、家庭の鍋で煮るにはいささか大仕事となりますが、いつかは5キロの大鯛にて仕込んでみたいものですね。
Instagramはじめました! ぜひフォローお願い致します。
© 2005-2018 ぷちぐる.