豚マメとは豚の腎臓のことです。 キモは肝臓、いわゆるレバーのことです。 どちらも臭みがあり遠慮されがちな食材ですが、檀さんの優れた下処理と調理法により、 おいしく食べることができます。
1、まずは下処理から始めねばなりませんが、豚キモのほうはカンタンです。 ぶつ切りにしたあげく、水にさらせば血ぬきができますが、豚マメのほうは、 臭み抜きにちょっとコツがいりますので、以下説明になります。
2、まずは豚マメを図のように半分に切ります。
3、するとちょうどこのように半分になるわけです。 白い脂肪や尿腺がみえていますので、これをとりのぞきます。
4、よく切れる刃物で、丁寧にそぎとっていくわけです。
5、このような感じに取り除くことができました。 あまり丁寧に取り除きすぎると、豚マメ事態がなくなってしまう恐れがありますので、 あまり神経質にならずにほどほどのところでやめておいたほうがよいです。
6、処理をした豚マメを5分〜10分流水にさらして、その後よく水切りをします。
7、水切りが済んだマメを器にいれて、ニンニク、ショウガ、ワイン、塩、コショウで下味をつけます。
8、鍋にサラダ油を入れて、タマネギのみじん切りを炒めます。 そしてセロリのみじん切りを投入して、バターを入れます。
9、下味をつけておいた豚マメに少量の小麦粉をまぶしつけてから、一気に鍋の中にほうりこみます。
強火で炒めながら牛乳を注ぎいれて、味見をして必要ならば塩コショウを追加します。 そして全体を混ぜ合わせるとできあがりです。 仕上げにブランデーをたらして点火するとさらに香りがよくなります。
以上豚マメと豚キモのスペイン風料理でした。 今回は豚マメを例に作ってみましたが、下処理以外は豚マメも豚キモも調理法は同じです。 豚キモで作る場合は、 キモをぶつ切りにして、流水にさらすところからはじめるとよいです。
豚マメの味はというと、内臓系特有の風味がありますが、臭くて食えないということはありません。 下処理はもちろんのこと、セロリを同時に炒めたり、ブランデーを使うことの効果が大きいようです。
豚マメは腎臓です。 ソラマメの形に似ているところからこう呼ばれます。
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