普段何気なく香辛料(スパイス)を使っておりますが、スパイスには様々な効果、相性があります。
料理の香り、辛さ、色等風味を決めるのは、スパイスです。 「ちょっと入れすぎかなあ」と思うぐらい使うと、持ち味が活かせます。
香辛料、香味料、薬味のこと。 食物に風味、香り、色などをつける為用いる植物の種子、果実、根、茎、花、葉、樹皮の総称。 ハーブもふくめていう。 Spices。
黒コショウをひと回り大きくしたような形。 ジャマイカペッパーともいう。 複合調味料と思われがちだが単一の香辛料のことで、日本では三香子とも呼ばれる。 シナモン、クローブ、 ナツメグの香りを持ち合わせ、ピクルス、カレー粉、肉料理に合う。
強い刺激性の香辛料で、ナツメグ、シナモン、フェンネル等と胃の薬、漢方としても使われる。 釘に似た形をしているので、材料に差し込んで使う。
ケイパーの白い花つぼみを酢漬けしたもの。 酸味とかすかな苦みが特徴。 薬味としてそのまま食べたり、刻んでサラダやソースに用いる。
秋に咲いたクロッカスの雌しべの柱頭を集め乾燥させて作られる。 鎮痛、発汗、健胃の薬効があり、黄色の着色剤でもある。
名前はペルシア語の「ザアーフラーン」に由来。 100グラム作るのに四万本の雌しべが必要といわれ、15万倍もの水を黄色く染める着色力を持つ。
16世紀のフランスでは、製造に手間がかかり高価な為、偽物が多く作られた。 香辛料の中では最も高価。
みかん科の小木の実。 さわやかな辛味、香りがあり、うなぎ料理には欠かせない。 未熟果実を青ざんしょうと呼び、佃煮等に用いる。 若芽が木の芽。
豊かな芳香のスパイス。 グラニュー糖と混ぜてシナモンシュガーとし、クッキー、ケーキなどにパラパラ振ったりもする。 管状に丸めたシナモンステッキは、砂糖をかき混ぜるときに使う。 京都名産「八つ橋」の香味にも桂皮がつかわれている。
白こしょうは完熟したものを採取するが、黒こしょうは未熟なうちに天日乾燥したもので、白コショウと比べ3〜4倍の香りがし、辛味も強い。
肉料理に向く。 こしょうはひいてから10分ほどすると、香りが落ちてくるのでひきたてを用いる。 アメリカでは黒胡椒、フランスでは白胡椒が好まれる。
ミント科の多年生植物の葉を乾燥したもの。 ブーケガルニ(香草の花束)にはローリエ(月桂樹)、パセリ、セロリ、ニンジン等共に必須。 セージと似た香りがする。 Thyme。
魚料理、鶏料理のソースや、ジャガイモ、トマトにも合う。 酢にもよくなじむ。 ひき肉料理にナツメグと共に使用すると一段と肉の臭みを消すことができる。
よもぎ類の香草で、フランス語でエストラゴンと呼ぶ。 酢とあわせてタラゴンビネガーとして、ドレッシング等に用いられる。 エスカルゴ料理にはニンニクと並んで必要な香辛料。
ナス科の植物の実。 日本では鷹の爪が有名だが、種類が多い。
日本を代表する香辛料のひとつ「七味唐辛子」が生まれたのは江戸時代の1625年。 江戸は両国の薬研堀でからし屋徳右衛門が考案した。
ミートローフ、ハンバーグなどのひき肉料理に最高の香辛料。 あらかじめ粉末にされているものよりもひきたてのほうが断然よい。 パン、クッキー、ドーナツにも。
料理に欠かせない香辛料。 中国風ではショウガとあわせる。 イタリア料理にはオレガノ、オリーブ油、ニンニクが調味の要。 フランス料理ではトマト、オリーブ油、にんにくがカギを握る。
甘唐辛子の一種。 マイルドな香りとほのかな甘味があり、鮮やかな赤色をしている。 辛みはほとんどない。 スープ、サラダ、ドレッシング、トマト料理に色をつけたり、ハンガリーの肉煮込みに活用。
英語でスターアニスという。 星型をしていて香りはフェンネルと似ている。 主に中国料理の香辛料として用いられ、焼き豚を作る際に八角を加えると風味がよくなる。
花椒、シナモン、クローブ、陳皮、八角を混合した五香粉(ウーシャン)は中国料理用香辛料として有名。
ハッカ。 匂いのある獣肉等のソースに使ったりする。 育てやすい。
イネ科の多年草。 ジンにも加える。
コショウ、シナモン、クローブ、ナツメグを指します。
中世ヨーロッパでは、ひと握りのコショウが牛一頭に匹敵する価値を持ちました。 なかでもクローブとナツメグは極めて希少な香辛料でした。
スパイスの代表格であるコショウは、肉食のヨーロッパではお金に匹敵する価値を持ち、結婚の際持参金としても用いられるほどでした。
08/12/08