1、まずはゴボウを薄くささがきにし、酢水にさらしておきます。 ゴボウは細めの新ゴボウが良いそうです。
2、次に開いたドジョウを熱湯にくぐらせて、臭みを抜きます。 鍋に並べる際の姿も良くなります。
3、鍋を用意して、さらしたゴボウを底に敷きつめます。 その上にドジョウを放射状に並べ、上から砂糖、醤油、みりん、酒、ダシを合わせたものを注ぎます。 そして点火。
4、ゴボウがしんなりするまで落し蓋をしておきます。
5、頃合をみて蓋をはずし、溶き卵を流しこみます。 卵に七分通り火が通れば、柳川鍋のできあがりです。
続いてウナギの酢のものです。
1、素焼きのウナギを用意します。 せん切りにし、金網にのせ強火の遠火で焼き直します。
焼けたら二杯酢の中に投げ入れておきます。
2、キュウリやミョウガをせん切りにして、水にさらします。 別途青ジソのみじん切りも用意します。
器にキュウリ、ミョウガ、青シソのみじん切りを盛り、錦糸卵を散らします。 その上からウナギを乗せ、 二杯酢をかけたらできあがりです。 爽快なウナギの酢の物です!
以上柳川鍋と、ウナギの酢のものでした。 柳川鍋は土鍋を使うと良いそうですが、なんともドジョウが小さすぎたので、ほどよい大きさの一人用鍋で作りました。 さらにキビナ大のドジョウを、一匹ずつ開いていくのは至難の技で大変苦労しました・・・。 もしも開いてあるドジョウが売られている場合は、それを買ったほうが無難であります。
ウナギの酢のものは、梅酢和えと並ぶ薫り高い一品で、まさに梅雨のうっとおしい時期にはぴったりです。 尚、 二杯酢に関しては諸説ありますが、今回酢と醤油をあわせた甘味のない酢をこしらえて食べました。 ちなみに白焼きはこのように食べるのも良いものです。
檀さんはこう書いておられます。 きっと九州の柳川で食べられるドジョウ鍋だからそう呼ばれるのであろうと考えがちだが、 柳川には柳川鍋のしきたりは無いそうです。 檀さんは柳川ご出身だから間違いないと言います。
真の由来としては、昔、江戸に柳川屋というドジョウ屋があったからとも、柳川の蒲池で作られる土鍋を柳川と呼び、 その鍋を使用してドジョウ鍋を作ったからだともいわれているそうです。
二杯酢は、酢と醤油、または酢と塩を混ぜ合わせた甘味のない酢のこと。 さらに三杯酢は、酢、醤油(または塩)、酒(または砂糖)を合わせたものです。
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