今日は鯨鍋。 なんか高級そうな響きですけど、そんなことはありません。 鯨は安い赤身だし、野菜はミズナを使うだけです。 美味しくもあり、経済的でもあるので迷わず作って楽しみましょう! 酒飲み必見であります。
1、すき焼き鍋のような薄鍋に水を張り、出し昆布をひたしておきます。
2、鯨肉を用意します。 安い冷凍の赤身で結構です、薄切りにしておきます。
3、水菜(ミズナ)を大量に用意します。 10センチ幅ぐらいにザックリ切っておきます。
4、昆布のだしが出た所を見計らって、味付けを。 薄口醤油、酒で味を整えます。 そしてニンニク、ショウガを叩き潰してみじん切りにし、ダシの中に投入します。
そしてミズナを投入。 グツグツ煮えてきた頃、鯨の薄切りを上に置いていきます。
鯨は決して煮えすぎてはいけません。 半煮え状態で食べるというわけです。
以上鯨鍋でした。 「質素ながらつくづくうまい鍋」と檀さんがおっしゃるとおり、ミズナとクジラの赤身をいっしょに口に入れると、なんとも表現しがたい旨みがあります。 赤身はスーパーで100g350円の冷凍モノを使用し、ミズナは、近所に住む爺様が、自家栽培しているものをギョーザと物々交換して大量に手に入れました。
鍋にミズナをほうり込むと、目にも鮮やかな色になり、食欲をそそります。 ハシが止まりません。 大量に用意しておいたほうがイイです。 おそらく上等の鯨肉で作ると、 想像を絶する美味しさになるハズですが、試す勇気がありません。
注意事項としてはやはり、クジラを煮すぎないこと。 煮すぎると固くなって、まるで安い牛肉のような味、食感になってしまいます。 もともと刺身用の冷凍赤身なんだし、思い切って半生で食いましょう。 あと、ミズナも煮すぎると鮮やかな色を失ってしまいますのでその都度、食べながら投入していくほうがイイです。
あとこの質素なダシ。 水に昆布と醤油、酒、ニンニクとショウガを刻んで入れただけなのですが、イケます。 モツ鍋なんかもこのダシで作ったら美味そうであります。
鯨の背肉をつかったはりはり鍋という料理が大阪にあります。
鯨肉に片栗粉をまぶしてさっと茹でて冷水にとり、ダシはカツオに「れんどう」という鯨の脂身を入れて煮込みます。 はりはり鍋という名前の由来は、 水菜の食感によるものです。
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