今までカレーといえば洋式のものしか作ったことがありませんでした。
理由は 単純で、インド式というとなにやらスパイスを多用し、なんだか汁っぽくてなんだかこう・・・・・・・・と、 いう風に遠慮させていただいていたわけですが、 檀流クッキングのレシピを見て「これなら作れそうじゃ?」ということでやってみると割合簡単にできました。
そんなところで料理開始。
1、今回は少しばかり贅沢のつもりでサフランを使用して作ります。 一ビン500円以上するのにほんのチョットしか入っていない高級品であります。
2、サフランを包丁で細かく刻み、熱湯に浸しておきます。 発色を良くするためにこうします。 刻む際には飛び散るので要注意です。
3、今回はチキンカレーということで、鶏のぶつ切りを用意します。 およそ600gぐらい。 骨付でないと旨味がでにくいので、是非骨付きの鶏肉を使いたいものです。
4、まずはじめにほんの少しの玉ねぎをみじん切りにして、ニンニク、ショウガの薄切りといっしょにサラダ油とバター で焦げ目がつくまで炒めます。 そして油をよく切り、キッチンペーパーの上に置いておきます。 カレーの色だしと、香り付けに使用します。
5、キッチンペーパーの上に炒めた玉ねぎをしばらく置いておくと、バリバリになるので砕いて別皿にとっておきます。
6、鍋で鶏のぶつ切りを少し大めのサラダ油とバターで炒めます。 ニンニクもいっしょに入れて炒めます。
7、鶏の表面に焼き色がついたころ、荒くぶつ切りにした玉ねぎ3個分程度を投入します。 ジャガイモや人参を入れたい場合、別鍋で炒めておきます。
8、鶏と玉ねぎがよく炒められたら、熱湯に漬けておいたサフランを残らず投入します。 まぜながら、カレー粉も加えます。 少しスープかトマトジュースを入れて、鶏と玉ねぎが焦げ付かない程度のヒタヒタの汁加減にしておきます。 唐辛子を2本入れ、できればカラシの実や粒コショウを荒引きして加えておきましょう。
9、ここで先ほどのバリバリの玉ねぎを加え、トマトピューレ、チャツネ、塩を入れて味を調えます。 ジャガイモ、ニンジンを入れる場合はここで投入します。
10、鶏の身離れがよくなるまで煮るとインドカレーのできあがり! 最後の仕上げにカレー粉をひと振りすると最良です。
以上インド式カレーライスでした。 作っていただくとわかるとおり、大変美味しいカレーです。 サフランのおかげで色合いもなんだかインドの風合いをかもし出しているので、 もうちょいなんかこうインド風の演出をして楽しみたいものです。 洋式のカレーに少々食傷していたうちの家族も、これならマンネリを打開できそうです。
レシピ内に「スープ」と明記してあるところがありますが、今回鶏がらスープを使用しました。 トマトピューレのところは、潰したトマトでもオッケーです。
サフランとはサフランというアヤメ化の植物の花の雌しべを低温で乾燥させたもので、1kgを得るのに15万以上の花が必要とされるもっとも高価な香辛料のひとつ。 水に溶けると鮮やかな黄金色になり、甘い香りとほろ苦味が持ち味。 魚介料理によくあい、ブイヤベースやパエリアには必須。 又、薬用効果として血のめぐりがよくなる とされ、胃腸によく、素敵な鎮静作用ももつ。
タマネギには特有の臭いがあるが、これはイオウ化合物が含まれているため。 加熱すると、プロピルメルカプタンという甘味成分ができ、砂糖の50〜70倍もの甘味をもつ。
諸説あるが、南インドのタミル語でタレ状のソースや肉、野菜などをさす「カリ(Kari)」が有力。 ヒンディー語で「香り高いもの」を意味する「ターカリー(Turcarri)」という説もある。
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